2013年11月19日火曜日

ちょっと見ぬ間に…


 私のface bookの友人のうち7割以上はデュッセルドルフに住んでいるか、かつてここに住んだ人です。特に後者の方々のために、時々この町のニュースをお知らせしなければならない、という義務のようなものを私は感じます。そこで今日はこの町の、特に中心部の近況をお知らせすることにします。

 10月後半日本旅行のため留守をし、しばらく見ぬ間にデュッセルドルフの町の中心部が大きな変貌を遂げていました。先ずはKö-Bogenの開店です。この建物については20119月に最初のブログを書き、2012年には5月と7月にも建設進行状態を詳しく報告しました。それが私たちの日本旅行中の今年1019日遂に一般公開され、高級専門店、事務所、飲食店が営業を始めました。私は帰独後すぐに行って店に入りましたが、すべてが余りにハイクラスで高い値段のついたものばかりだったので(例えば、防寒用アノラックが500ユーロ台、コートは1000ユーロ以上等)、怖じ気づいてすぐに退散しました。入店する人の数は多いのですが、レジに並んでいる人はまばらです。この建物実は開店数日前にボヤがあり、そのためか建物の半分はまだ開いていません。反対勢力の放火だったようだ、という報道もされていました。

 すばらしくきれいでモダーンな建物が出来上がり人の出も多くなったため、そのすぐ前を路面電車が走り難そうに徐行しながら通っています。これもやがて地下に移るでしょう。それはそうとWehrhahn線の地下鉄工事の方はどうなっているのでしょう。作業が地下だけに、地上の我々の目にはあまり留まらないので進行状況がさっぱりわかりません。

 Jan-Wellem-Platzを中心とした、そしてSchadowstr.に延びる工事現場も幾分片付いたようで、まだ高いクレーンは立っていますが、以前と比べ少しすっきりしてきました。Berliner Alleeから北に向かっていよいよ自動車用のトンネルが完成間近のようです。まだ車自体は入れませんが、トンネル入り口にはAltstadt、 Oberkassel方向への電光標識がつきました。北方向へ直進の入り口には働いている人の絵とバッテンが灯っているので、まだ工事が完成していないことがわかります。

 日本人通りImmermannstraßeはまだ工事の最中で、最近は大きなクレーンが入り、アスファルト道路が掘り返されています。10番地を堺にして上の方(中央駅の方向)は何も手をつけていないので、今後この通りの自動車道路はどうなるのか、一部地下のトンネルになるのか、今の所皆目見当がつきません。とにかく将来も我々が一番利用することの多い通りですから、使いやすい走りやすい道にして欲しいものです。

 11月半ばの週末ともなれば町はクリスマスマーケットの準備が始まります。ご覧の通り例年のお馴染みの小屋がすでに運び込まれました。でもアドベントまでは売り買いできないのか、商品はまだ並んでいません。ただ日本からの観光客にもお馴染みの、1年を通してRothenburgの町でクリスマスデコレーションを売っているKäthe Wohlfahrtの小屋にはもう品物が陳列され、売られているようでした。子供たちもお小遣い稼ぎのため、人通りの多い街角で早々とレコーダーとバイオリン2重奏のクリスマスキャロルを演奏開始です。人々が忙しく行き来する広場でマーケットの小屋を目にし、キャロルを耳にすると今年もクリスマスシーズンがやって来たことに気づきます。今朝も5℃の寒さが身にしみます。出かけるには厚いコートが必要となる季節になりました。



2 件のコメント:

  1. 三千男さん。デュッセルドルフ暮らしのない(旅行だけの)私達を見たご投稿有難うございます。多少、この街での70年代や企業活動にいくらか関係した身としては、新しく近代的に変貌していくこの街を頼もしく思っています。それと、今年も街角演奏では子ども達が小遣い稼ぎをやっている話は、本当ですか。日本ではそういうことはきっと教育委員会、PTAが猛反対するでしょうね。お国によってこれはずいぶん違う感じですね。大阪の山さん

    返信削除
    返信
    1. 工事現場というものは、少し見ない間に驚くほど変わるものですね。今までゴタゴタしていた場所が少しずつ整理されて行く時、完成した後どうなるかわかってきます。子供たちの街頭演奏(時にはプロ級の人も、ホームレスでろくに演奏出来ない人もいる)はこの季節、必ずと言っていいほど見られます。反対する人?さあ、いるのでしょうか?むしろ皆笑顔で歓迎しているようで、子供の稼ぎが一番多いかも。

      削除