2014年4月27日日曜日

ベルリン旅行(1)


 424日−26日、23日でベルリンへ小旅行しました。ICE(欧州インターシティ特急)でデュッセルドルフ、ベルリン間4時間弱です。出発から1時間半後、娘夫婦と孫3人は途中のビーレフェルトから乗ってきました。車内は4人向かい合わせで真ん中にテーブルのある、ゆったりした快適な座席です。


 宿舎は終点ベルリン東駅のすぐ前、妻の兄が事務所を構えているビルの中にあります。午後2時早速町の見物が始まりました。最初は、もう一人の兄がボランティアとしてガイドをやっているベルリン大聖堂の見学です。ここは入場料7ユーロかかるのですが、兄のお陰でサイドドアーから無料入場(!)、ガイドの鍵を使い普通の見学者が入れない皇帝の特別部屋まで開け、たっぷり1時間半見せてもらいました。クライマックスは270段の階段を登ったキューポラ(天蓋部分)の上から見たベルリンのパノラマでした。息は切れ、脚は痛むのを我慢して登ってきた甲斐がある絶景でした。

 現在ある聖堂は19世紀末から建設が始まりその後10年以内に完成しましたが、戦時中には爆弾により大きな損害をうけました。1975年に再建が始まり、2002年にやっと完成しました。ドイツ国内はもとより、世界のどの国の聖堂にもひけをとらない立派な建物は、実は新教(プロテスタント)の教会堂なのです。有名なカトリックのケルン大聖堂にも負けない豪華な新教(ルター派)教会堂を、という皇帝ヴィルヘルム2世の命令の元、イタリアルネサンス最盛期の形式で建てられたベルリン聖堂の外部と内部をご覧下さい。地下はホーエンツォレン家代々の墓所となっています。


 聖堂のすぐ横を流れるのは,ベルリンの中を44キロにわたって流れるシュプレー川です。平日であっても首都を訪れる観光客の数はやはり凄いものがあります。ドイツ語ばかりでなく、世界各国いろんな言語も耳に入ってきます。そんな人々に混じり「美術・博物館島」に沿ってドイツ国会等政府の建物が並ぶ地区を通って往復する観光船に乗りました。「あの辺にメルケル首相の住んでいる家がある、あれが世界遺産の博物館よ、国会議事堂の屋根も見えるね、テレビ塔の高いこと!あそこDBとあるのはベルリン中央駅ね、芝生カフェでビールやコーヒーを飲む人の楽しそうなこと!」等と言いながら楽しんだ1時間余の船遊びは、ベルリン旅行初日の忘れられないハイライトとなりました。


4 件のコメント:

  1. 三千男さん。娘さんやお孫さんたちと旅行とは、お幸せです。お天気も好さそうで良かったですね。僕も数年前のベルリン行きを思い出します。好いお天気でした。そこで、貴台が使った「キュポラー」という言葉が面白いです。貴台は大聖堂タワー天蓋の意味でしょうが、僕たちが昔使ったキュポラ―は、”溶銑炉”(銑鉄をコークス燃焼で造り出す炉の意)は意味違いですが、昭和を思い出しました。確か、これはイタリア語だった? でも楽しい旅ですね。大阪の山さん

    返信削除
  2. 昨年の日本旅行では、ほとんど連日雨か本曇りでしたが、今回は3日間晴れに恵まれラッキーでした。キューポラのことですが、ガイドはドイツ語でKuppelと言っていたので、これはキューポラに違いないと勝手に書いたわけです。日本でそんな言葉を題名に使った映画がありましたね。
    やはり一国の首都ともなると、訪れる観光客の数も多いですね。それも国際的で、英語、イタリア語、スペイン語は頻繁に、そして東欧らしい言葉も耳に入りました。日本人観光客のグループには一度も会いませんでしたが。

    返信削除
  3. 電車での旅もいいものですね。
    270段の聖堂の階段よく登れましたね!子供と一緒だと出来ちゃうのかな?
    私も一昨年のケルン大聖堂の階段を孫につられて登りましたが・・・・
    ドイツの首都ベルリンは東京と比べていかがですか?緑が多いですか?

    返信削除
    返信
    1. 4時間ほどの電車旅、少しも疲れを感じませんでした。ひとつにはICEがゆっくり走るからです。速度計は一部で250キロに達したことはあるものの、たいてい150キロ前後しか出しません。ノロノロさは新幹線を知るものとして頼りない限りです。
      狭くて急な階段を登るのは確かに疲れます。それに履いていった靴がちょっときつくて。でも「おじいちゃんは下で待っている?」と訊かれると、意地になって…。やっぱり一緒に登って良かった!バスで走ると良く判りますが、繁華街地帯は東京と同じで賑やか。緑の地区は驚くほど多くあります。

      削除