2014年4月18日金曜日

花咲き鳥歌う季節


 今日(418日)はKarfreitag(聖金曜日)、今年の遅い復活祭シーズンが遂にやってきました。イースター日曜日と月曜日(2021日)まで、サラリーマンにとっては嬉しい四連休となります。


 花咲き鳥の鳴く良い季節です。今一番目につく花は紫色のフリージャーです。ムラサキといっても濃いものから薄いものまで、いろいろ種類のあることが判ります。フリージャーには真っ白なものもあります。今朝隣町Geresheimまでドライブし菜園を歩いて見た花と果樹の色と形の変化に富んでいること、正に花の春爛漫といった感じです。


 帰路田舎道のドライブの途中で見た目にも鮮やかな黄色は、この季節独特の風物詩となっている菜の花畑です。夏小麦のグリーンの畑とすばらしいコントラストを作って、見渡す限りの鮮やかな黄色の絨毯のようです。


 花と競うように小鳥も、我が家の庭の周辺で春の歌を聴かせてくれます。特に午前中の朝食時、窓を通し樹々の枝や叢林から聞こえる可愛い声は、一日の仕事を始める前の大きな励ましとなります。そんな鳥たちのために、と妻が数種類の餌(団子になったもの、容器に入ったミックス餌等)を買って来てバルコニーに吊るしました。その下には、鳥の水浴びのための水盤も置きました。

 そんな用意をしたその日の夕方、早速数羽の小鳥が来て餌をつついているのが見られました。300㎜の望遠レンズでとらえたのはシジュウカラのようです。水盤で水浴びにやって来たのは、驚いたことにカササギでした。これはもう大型の鳥でとてもこの陶器の水盤風呂には入りきれません!残念ながら、こちらはカメラを取りに走っている間に飛び去ってしまい撮ることができませんでした。

 その後気温が一桁に下がり、ドイツのある地方では降雪・積雪がありました。そのためか、小鳥の訪問がぱったりなくなりました。餌を食べたあとがないことはないのですが、そして私たちの目の前を飛ぶ姿は時々見られますが、餌のある所にはトンととまりません。数年前には、毎日のように大変な数の鳥がやって来ては、餌をひっきりなしに食べていました。それはもう少し暖かくなった時期でしたから、また鳥の子供たちが孵化すれば親鳥もひんぱんに訪れるようになるだろう、そしておいしい餌も十分たべてくれるだろう、と楽しみにしています。

4 件のコメント:

  1. 三千男さん、待ちわびたイースターですね。春本番。花も咲き野畑も緑に包まれ、自然に鳥や動物たちも活動する。また今年も自然の環境循環です。これが慶びであり、キリストの復活なのでしょうかね。30年昔、同じ季節、メルヘン街道をブレーメンからデュッセルドルフに帰る途中、ハメルーンに立ち寄ってもらった時、似た美しい緑の平原風景を見たのが、懐かしいです。大阪の山さん。

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    1. 去年のイースターが3月31日でしたから、今年は本当に待ちわびました。自然の「環境循環」ですか、適切な言葉ですね。キリスト教の復活も仏教の輪廻も、永遠の生を教える点では共通した所があります。今の時期ドイツのどこをドライブしても目に入る菜種畑の鮮やかな黄色は、いつも新しい生への希望を与えてくれるようです。

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  2. 春爛漫のドイツのお便り嬉しく拝見しました。
    日本も新緑が綺麗な季節です。
    季節が再びめぐりくる嬉しさが年を取ると増してくるような気がします。
    最近我が家の庭の水飲み場に鳥が来なくなり周辺でも鳥の声があまりしなくなったのが気になります。

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    1. 今窓から見える大木は栗の木、これも黄緑の新緑が目に鮮やかです。
      鳥のことは習性もあり、その行動は我々人間には理解出来ないものがあります。うちの場合、昨日も大きなカササギが、餌団子にしがみついて我が物顔に食べていました。あんな大きなヤツが来るので、小鳥たちが恐れているのだ、というのがペトラの論ですが?これもまた時間と共に変わるのではないでしょうか。お宅の場合、近所の宅地開拓と無関係ではないのではないでしょうか?

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