2015年6月21日日曜日

おいしいコーヒーを淹れるには


 我が家では毎日必ずコーヒーを飲みます。といっても1日に10杯というような熱狂的コーヒー党ではなく、朝食に夫婦がそれぞれ2杯ずつ飲むだけです。

 朝出勤時間の割合早い妻ですが、早く起床してまずコーヒーの用意をします。それはインスタントコーヒーではなく、コーヒー豆を手で挽いてドリップ器を使って淹れるからです。今買い置きの豆は東アフリカ高地のアラビカ種、南米グアテマラ豆、それにエスプレッソ用豆の3種です。

 







 挽くのはZassenhaus製の伝統的な手動器です。電動のものも持っていますがコーヒーの香りが損なわれるというので、今では地下室に眠っています。Z社の品は25年保証付きで売られていることから、自社の製品に大変な自信を持っていることが判ります。いつかハンドルの調子が悪く挽く粉の(粗い細かいの)調整が上手く行かず、買った店を通して修理を依頼したらすぐに反応がありました。それが思いがけず、修理ではなく代替物として全くの新品が送られて来たのです!









 さて,挽いた粉をフィルターに入れドリッパーにのせお湯を注ぐのが次の作業です。これについて最近新しい情報が入り,妻が通販を通し買った磁器製のがこれ、日本のハリオ(Hario)社のものです。









 従来使っていたドリッパーとの違いは、1.形が円錐形になったこと、2.お湯の落ちる穴が大きく、一つだけになったこと、3.湯の流れるリブ(溝)が深いスパイラル形になったことです。1で、深いコーヒー粉の層ができ、中心に向かって流れるお湯がコーヒー粉に長く触れ、成分がしっかり抽出され、2で、よりネルドリップに近い抽出ができ、お湯を注ぐスピードで好みの味が得られ、3で、ペーパーとドリッパーの密着を防ぎ、コーヒー粉の膨張が妨げられずうまく蒸らされる、と宣伝文句に書かれています。

 これまでも、粉にいっぺんに湯を注がず先ず30秒ほど蒸らす必要がある、ということは知っていました。そして後は出来るだけゆっくり時間をかけて淹れるのが最適と思っていました。しかし、大きな一つ穴のドリッパーがついたことから、そうでもないことが判りました。注ぐ時間は味により変化させるらしく、これは経験により自分の好きな味に達するしかないでしょう。それと、フィルターの紙に触れないように粉の中心にうずを巻くように湯を注ぐことも大切であることを学びました。

 さてこのようにして淹れ始めた朝のコーヒー、味の方は良くなったでしょうか?確かにまろやかさを感じますが、これも店で最高の値段がついていたEast Africa Vulcanoの豆を新しく使ったので気のせいでしょうか?コーヒー味を良くするための器具の選択と淹れ方の勉強は、さらにしばらくの間続けなければならないようです。

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