2014年12月17日水曜日

手作りのプレゼント


 クリスマスが近づくとあれこれプレゼントを贈る人のことを考え、夜もおちおち安眠出来ません。孫たちを初めとして、おばさんフレンドや若者ガールフレンドをわんさと抱えるこの「不良じいさん」の悩みは大きいです。

 マーケットに出かけ買ってしまえば簡単ですが、どうもそういう気になれません。受け取る人の気持を考えると、やはり手作りが一番ではないでしょうか。それで、秋から始めた「裁ほう上手」のボンドを使い、この数週間いろいろ作りました。


 ごらんの通りキャラメルポーチとか、マチ付きバッグとか、同じものがいくつかできました。作る方は一人でも受け取る方はそれぞれ違う人なので、こっちが同じものを作っていることはわかりません。それに同じものをくり返し作っていると、段々コツが判り上達します。前の失敗をくり返さずもっと上手に作れるようになるからです。

 キャラメルポーチは小さいながら、なかなか難しい作品です。まず生地に製図を描くところから苦労します。それに加え、キャラメル折りにしてあちこち貼って満足のいく形にするのは並大抵のことではありません。でもこれは20cmのファスナー1本買えばできます。一方バッグ類は力シメ、ナスカン付き革ひも、マグネットホック,各種角カン、差し込み錠等々が必要です。でもここの町ではデパートでもホビーの店で何時間さがしても、そんなものはおいそれと見つからないのです。

 マグネットホックはやっと見つけましたが、本にあるような12mm14mmはなく大きな19mm一種類しかありませんでした(「大は小を兼ねる」と諦めて使いましたが)。持ち手のための革ひもも見つからず、やっと手に入れたものが、上の赤いバッグにつけた木製ナスカンつきのもので、まあ何とか見られるものになりました。でももう一つの可愛い家のついた小型のバッグには同じものをつけるのは避けたいと思いました。

 デパートで偶然何色かの細い革ひも(長さ1m)を見つけた時、これを赤・黒・ベージュの3本束ね三つ編みにして持ち手にすれば素敵なものになるのでは?と思いつきました。しかし編んでみると、これは「鮮やかな模様のバッグ本体に合わないわ!」という妻の反対に遭いました。彼女はモノトーンにしろと言うのです。その助言を入れてベージュを6本買って、太くするため二重にして3本ずつ持ち手に編んでつけたのがこれで、とてもいい感じに出来上がったと満足しています。やっぱり彼女の主張は正しかった、と脱帽した次第です。

 さてさて、後1週間ばかりの期間にもういくつプレゼントが出来上がるでしょうか。あまり新しいものには挑戦せず、今まで作った経験のあるもので着実にやった方が賢明だな、と考えています。

2 件のコメント:

  1. 三千男さん。女性用袋物の制作は気を使うでしょうね。色にもうるさい人が多いですからね。プレゼント先に女性が多いということは、私は、あまり経験したことがないので、別世界のようです。喜んで(いる風をして)大声を出して歓びを見せるのは、女性特有のゼスチャーですからね。貴台は十分計算済みでしょうが。風が冷たく外出しにくい時期、お体に十分気を付けて、クリスマスを祝ってください。大阪の山さん

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    1. 山さん、プレゼントを贈る先のこと、一寸誇張して書きましたが、家族関係(主に孫たち)が多いです。孫たちも年齢によって、贈られたものを喜んだり嫌ったりで、なかなか難しいものがあります。しかし手作りのものはやはり心が感じられるだろう、買って与えるものよりは意義があるだろう、そう自分にも良い聞かせながら老眼鏡を鼻にかけてがんばっています。

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