2014年11月13日木曜日

日本旅行2014(3)


 中山道のハイキングを終えた1031日の夜は名古屋に一泊しました。111日からの3連休は妹夫妻と共に伊勢志摩から南紀への旅です。夕方から降り出した雨は夜になってますます強さを増していました。

 駅前のホテルで合流し、ふくらはぎの痛さに悲鳴を上げながら駅ビルでの夕食に出かけた時も激しい雨。目指す名古屋名物の「ひつまぶし」は店先の長蛇の列を見てあきらめ、もう一つの名古屋名物「きしめん」にしました。


 翌朝も相変わらずの強い雨、JR伊勢市駅に着いてすぐ伊勢神宮内宮に向かいました。予想はしていたけれど、雨をものともせず繰り出したお伊勢参りの人の大群!場所柄をわきまえてか黒っぽい正装に近い服装の人が多く見られました。ズックにジーンズ、アノラック、リュックの我々は気が引けることしきり。2013年に遍宮を終えたばかりで木肌も新しい鳥居をくぐり、五十鈴川にかかる宇治橋をわたりお手洗場を経て30分も雨中を歩くと、そこはもう内宮・御正宮です。内宮の中でも最も神聖な場所のここではすべて写真撮影が禁止です。その上おみくじ、お守りを売る場所まで写真禁止されているのはなぜでしょう?

「お手水の作法」(左手から始め右手へ、そして口すすぎ等の)も「二拝、二拍手、一拝」の礼拝規定も守らず、おざなりの参拝をすませた不信心な旅行者は、「おはらい町」とその中にある「おかげ横町」での食事と買い物が待ち遠しい思いでした。前の晩食べ損なった「ひつまぶし」にもここでやっとありつけ大満足。しかしあまりのボリュームに名物「赤福」を食べる余地がなくなったことは残念でした。ここのショッピングストリートは浅草の仲見世、飛騨高山の壱之町通りにも匹敵する通りで、売られている商品はどれも魅力あるものばかりでした。ここまでで朝から数時間、雨水を吸ったリュックの中の文庫本までグショグショになっていました。


「伊勢志摩へ行ったら真珠を買おう!」と、妻に半分約束半分冗談で言っていましたが、旅行中に誕生日(1028日)を迎えた彼女のため、やっぱり一肌脱ごうという気になり、タクシー運転手さんの案内である店に寄りました。まあ沢山の種類があるわあるわ、30分以上探した後やっと奥さんの気に入った、小粒で色んな色合いの珠を使ったネックレスが見つかり買うことが出来ました。旦那には値段が割合安かったこと(妻が気を使ったか?)が大変気に入りました!


その晩は志摩の海に面したホテルに宿泊、雨は少し小降りになったようですがまだまだ青空は望めません。旅はここからさらに南紀勝浦へと続き、熊野古道を歩くことが計画表に載っています。

4 件のコメント:

  1. お二人の旅の順序を追いながらブログ楽しみに見ています。
    ご一緒した名古屋からは雨が強くなって・・・でもお伊勢参りは楽しかったです。
    日本人の原点みたいなもの感じ取っていただけたらと思いながらご一緒しました。
    ぺトラさんのパールのネックレス、良く似合って素敵でした。

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    1. 強い雨には閉口しましたね。でも靴だけは水が滲みて来なくて助かりました。足から冷えて来ると一番不快ですから。
      日本人の原点、我らが大祖先の天照大神のおわします神社?!まあ、そんな神話めいたことを今真剣に信じる人は少ないでしょう。これが誤用された戦時中のことは大きに反省すべきでしょう。現在急進的(狂信的)宗教が使われているイスラムの一部の人たちのことを思うと、空恐ろしい気分になります。
      ペトラの真珠は良い買い物でした。正札が裏返しになっていて最後まで気をもみましたが…。ちゃんと判った時胸を撫で下ろした次第です!

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  2. 三千男さん。雨の「伊勢物語」になりましたね。おかげ横丁で僕は雨にあったことがなく、わんさかお客で込み合う経験しありません。僕たちの行くのは正月、真夏ばかりの乾燥時期ばかりだからかもしれません。お客の大半は、バス利用の団体客でしょう。雨が降っても予定を弾力的に変え得る人たちではないのでしょう。本気の「お伊勢参り」は反って天候不順の方が内宮、外宮参り(お宮参り)には好都合なのかもしれませんよ。大阪の山さん

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    1. 3連休の初日、雨で少しは人出が減ったのでしょうか?でも前から計画していたら、すぐには変更出来ませんよね(我々も同じことです)。今回は外宮は素通りして内宮のみ、おかげ横町はお店が垢抜けしていて本当に楽しかったです。今まで見た門前町の中でも一番気に入りました。

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