2014年11月9日日曜日

日本旅行2014(1)


 ほぼ2週間にわたった今年の日本旅行も無事終わりました。その印象等をこれから数回にわたって報告したいと思います。

 最初の数日間は東京とその近辺の観光でした。先ず、妹夫婦の推薦してくれたホテル「銀座クレストン」は有名な聖路加病院のすぐ前にあり、今まで東京で泊まったホテルの中でも最高で特筆に値する宿でした。最近のホテルの部屋やサービスはどこも似たり寄ったりですが、36階の部屋に入った時、そこから見える景色の素晴らしさに思わず感嘆の声をあげました。真下に隅田川が流れ、正面に東京タワーを初め数々の高層ビルが建ち並び、晴れた日には富士山まで見ることが出来るのです。また夜景がすばらしい!タワーはライトアップされ、ビルの照明がダイヤをちりばめたようにキラキラ光り、隅田川を上り下りする屋形船が水面に映る様は夢のようでした。


 ホテルは築地市場の近くでもあり、その後方には浜離宮の緑も望めます。早速徒歩で市場の前を通り浜離宮まで足を延ばしました。浜離宮は名前だけは聞いていましたが訪れるのは今回が初めて。江戸時代徳川家の庭園であったものが後日下賜されて今では東京都の都立公園となっています。中でも大手門(庭園の入り口)近くにある三百年松と呼ばれる巨大黒松や、中島のお茶屋は一見に値するものです。お茶屋では疲れた足を休めながら抹茶を飲むことができます。それにしてもこの庭園、どこでカメラのシャッターを切っても背景に高層ビルが入ります!タイムスリップで徳川の将軍様が今の離宮に来られたら、きっと腰を抜かすほど驚かれることでしょう。



 場外市場の通りは相変わらずの賑やかさで、お上りさんたちが夢中になってショッピングです。私たちも鰹節専門店の「松村」で2本ほど買い入れました(デパートの半額の安さ!)。この店は薄削り、厚削り、粉削りした削り節の専門店ですが、うちで市販の袋入り「花鰹」を使わなくなってもう何年にもなります。我が家では鰹節の鉋を使い、料理の都度新鮮なものを用意しています。松村では親切なおじさんがいろいろアドバイスしてくれて大いに参考になりました。


 お昼時になれば場外市場の客呼び込みが活発となります。私たちは前もってインターネットで調べておいた「つきじかんの」に入り、築地直通で、もうこれ以上は望めないほどの新鮮な魚類(エビ、カニ、ウニ、イクラ等)の「海鮮丼」を心行くまで楽しみました。

 その日の午後はさらに銀座や表参道までショッピングに出かけ、へとへとになるまで歩きました。万歩計をセットするのを忘れましたが、恐らく1万歩ははるかに超えていたでしょう。旅の最初からあまりに飛ばしすぎるのは考えものですが…。これからまだまだ続く旅、さてどうなることでしょう?

2 件のコメント:

  1. 三千男さん。お天気の好い東京を振り出しに日本秋の観光を満喫でき、ご同慶の至りです。日本にいる僕は築地のご馳走食べにはもう何年も行っていません。特に秋の水産物は美味しいでしょうね。近いうちにさらに海側に引っ越す予定だと聞きました。今の築地は銀座からとことこ歩いて行ったものですがね。そうするとちょっと今後淋しくなるかも。大阪の山さん

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    1. 山さん、最初の2,3日は快晴でしたが連休に入ってからはかなり降られました。それについてはまた書きます。庶民的な雰囲気で味わう新鮮な魚介類は最高ですね。築地は卸売り市場は移転しても、場外市場は現在の場所にそのまま残ると聞いています。移転後も大した距離にならないので、魚の新鮮さは失われる恐れなしでしょう!

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