2014年5月12日月曜日

大木が倒れた!


 日曜日午前10時、アパートの玄関を出て通りに出ようとしたら…。すぐ前の歩道を車がゆっくり走っている。違反ながら、我々も含めここの住民が時々やるのだが、この朝はちょっと様子が違う。何台も何台も徐行しながら続いている。そこまで出てすぐ左側を見て驚いた、信じられない光景!強風で大木が倒れ自動車道路を塞いでいたのだ。

 樹はボダイジュ、樹齢は何年かわからない。我々がここに入居した時にはすでにあったから20年以上であることは確か。 何百年も生きるボダイジュのことだからそれよりずっと古いだろう。道路は北行き1車線南行き2車線で、空港から見本市へ行くタクシーが通るし週日には通勤車もあるので、交通量の多い通りだ。


 ご覧の通り、倒れた樹(12mの高さ、後で知った)のため上下線とも完全に交通遮断されたが、幸い(不幸にもか?)我が家の前の歩道はかなり広いので、南行きの車は通ることを許可され何十台(何百台?)が終わることなく次々とやってくる。丁度2年に一度の世界最大の包装機械関係Interpack見本市の開催中なので、来訪者を運ぶタクシーのかきいれ時の時間でもある。

 倒れたのは一体何時だったのだろう。我々の起床は休日の遅い8時頃だったが、大木の倒れる音は聞かなかった。週日なら通勤車のため渋滞も珍しくない時間帯だったから、樹の下敷きになる車もあったかも知れない。日曜日で車は比較的少なく、被難したタクシーもない、道端駐車で押しつぶされた車も家もない、災難にあった歩行者もない、本当にラッキーだったと言うべきだろう。

 2時間ほどドライブに出て我々が帰宅した時には、撤去作業が終わっていた。電動のこぎりで切った太い幹が転がり、根や枝と共に歩道の端に片付けられていた。春の訪れと共に新緑の葉も元気に出ていたのだから、樹が死んでいたわけではないだろう。地中に根が十分に伸びていなかった可能性もある。枯れる兆候があれば注意もしただろうが、倒れるまで誰も気づかなかった!ボダイジュ一本を除いて他に被害がなかったが、災難はいつやってくるか分かったものではない。常に注意していなければならない。



(追記 今朝のニュースによれば、昨日同じような事故で市消防署は12回出動した由。ここから数キロ離れた地区では倒れた20mの樹の下敷きになり家が壊れ5万€の損害が出た。月曜の朝、電動ノコの音がしていたが、我が家の前の樹の残骸はすべて撤去された。)

2 件のコメント:

  1. 三千男さん。ご近所で巨木が倒壊とは大変でした。お家の敷地、家屋への影響はなかったようで、まあ、安心です。人身事故もないようで、不幸中の幸いでした。写真で見る限りは、かなり樹木の古さもあるみたいで、幹芯の小穴や空洞が多いのは(ポーラスなのは)気になりました。古い立木なのか、樹木の素質なのか分かりませんが。新しくまたボダイジュを植えるのでしょうか。成長は早いと聞いています。大阪の山さん

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    1. うちのアパートの隣棟の人は、10時10分頃木の倒れる音を聞いた、と言っています。人身事故、物損事故いずれも避けられて幸いでした。同じ並びにまだ数本ボダイジュが残っていますが、その中には病気にかかっているものもある由、またいつ倒れるかわかりません。クワバラ、クワバラと言ったところです。

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