2012年8月7日火曜日

日本からの訪問客(1)


 日本から妹夫婦が来独しました。今回は2年前からドイツで生活している彼らの長女とその家族(2人の孫)を訪問する目的もあったので、2重の楽しみ、喜びとなりました。
          (3つの建築様式から成るアーヘンの聖堂)
 そんなわけで、案内やおもてなしも2家族で半分ずつ受け持つことになり、負担(?)も半減し楽でした。初日のケルン大聖堂と町の散策は姪夫婦と家族に任せたし、デュッセルドルフ内の彼らの日々の生活圏(アパート周辺から孫たちの小中学校への登校路、デパートやスーパー、マーケットでの買い物等)も丸一日使って案内してもらいました。
          (モンシャウの町を流れるルア川とホテルの建物)
 総勢8人での旅行は2回、先ずはドイツ国内の小旅行でアーヘンからモンシャウを計画、帰路一寸だけマースリヒト(オランダ)へ行きました。カール大帝ゆかりの地、古代世界が終わりヨーロッパが誕生した町アーヘンでは聖堂と市庁舎を見学、この町の名物菓子プリンテンもいろいろな種類のものを買い入れました。日本への良いお土産になったでしょう。

        (山に囲まれたモンシャウの町)
 モンシャウはベルギー国境にある谷間の小さな村。12世紀から記録の残る古い村で、且つては高級繊維製品を主要産業としていました。人口は1万人そこそこ、総面積は95キロ平米ほどですが、夏期にはドイツ、オランダ、ベルギーから訪れる国際的観光客で連日賑わいます。真ん中を流れるルア川の流れの音が耳に快く響き、屋根や壁にスレート装飾をほどこした家、少しゆがんだ木組みの建物の街並が続き、土産物屋で売るものも他では見られない珍しいものが沢山あります。ここでは100年以上の歴史ある何十種類の味を揃えた「からし」店でモンシャウ製マスタードの数種類をお土産に買い入れました。
          (オランダ最古の町マーストリヒトの旧市街)
  モンシャウ−デュッセルドルフ間は1時間余の距離、そのまま帰るのはもったいないということで、オランダ国境の町マーストリヒトまで足を延ばしました。ここはマース川沿いの河港町で、また欧州統合の誕生地という意義を持つ町でもあります。1991年から欧州連合のためメンバー国がここに集まり、連合創設を定めた「マーストリヒト条約」で有名です。現行の通貨ユーロもここで誕生したわけです。ここはまたオランダ最古の町としても知られ、旧市街は古い城壁で囲まれています。デュッセルドルフまでは1時間ちょっとで帰られるし、天気も暑くもなし寒くもなし、急ぐ旅でもないので、教会、僧院、城門等々歴史の跡のしみ込んだこの辺りをゆっくり散策し楽しむことが出来ました。
       (現存するオランダ最古13世紀の「地獄門」と旧市街の城壁)

3 件のコメント:

  1. 三千男さん。お妹さんたちがやってきて、皆さんお世話に大変ですね。約10年前、私達も貴台と駐在中の息子夫婦には大変お世話になったことを思い出しています。その節は随分お世話になりました。ちょっとしたお出かけで隣の外国にも行けるし、ドイツだけでもいろいろ観光する所が多いし選択されるのが大変ですね。でもお疲れさま。大阪の山さん

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  2. ご家族がお見えになり大変ですが楽しいですよね。
    私も来年また甥達がやって来るような事を言っていますが、今から楽しみにしています。

    モンシャウ、とても可愛らしい町ですね。
    ホテルが絵本に出てきそうです。(いや、実際に出ている事でしょう。)
    そしてオランダまで足を伸ばされたとはとても良いアイデアですね。
    次回のバカンスはイタリア国外から出てみたいですが、お金が。。。
    ま〜、夢の一つにとっておきます。 ^^;

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  3. 山さん、あなたたちが来独されたのはそんなに以前のことでしたか?!月日の経つのは本当に早いものですね。アムステルダムまで旅行したこと等、忘れられません。今回もアムスへ行ったので、ブログの続きに書くつもりでいます。妹夫妻の滞在が短かったので、近場ばかりを計画しました。それに姪の家族にとっても新しい場所ということで、いろいろ苦労して観光地を探しました。

    Miluさん、
    先日の貴女のご家族との旅行記はよく覚えています。楽しく読ませていただきました。その時(昨夏?)は酷暑のようでしたが、今年のドイツ、オランダはこのところ20度内外、日本からの客たちは「全然汗をかかなくて快適!でも猛暑の日本へ帰った時のことが思いやられる!」と言っていました。
    どうぞ次のバカンス、ドイツまでおいでください。また我々もMiluさんの本拠地北イタリアをお訪ねしたい気持ちが湧いています。

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