2015年12月12日土曜日

屋台のお引っ越し


 クリスマスまで後2週間を残すのみとなりました。そんな中連日クリスマスマーケットに出かけて来る市民と近郊の人々の数も増える一方です。中には大型バスでオランダから来る人も沢山います。国境近くに住む人は首都アムステルダムへ行くよりこちらの方がずっと近いので団体でやって来るのですが、バスはすべて見本市の駐車場にパークしあとは市中心まで地下鉄で行き、中国人の爆買いほどではないけどかなりの量の買い物をして夕方帰って行きます。

 デュッセルドルフのマーケットは一カ所に百以上の屋台を集中的に並べる大広場がないので、市内各所に散らばっています。一番大きいのはやはりアルトシュタットで地下鉄駅Heinrich-Heine Allee周辺と市庁舎前に各数十軒、そしてそこへ行くまでの通りにもかなりの屋台が並びます。

 あとはSchadow-PlatzSchadowstraßeにやはり数十軒ずつ立ちますが、後者は去年まで地下鉄工事でごった返していたため設置されませんでした。今年はそれもほぼ終わったため(新地下鉄は来年2月開業)また復帰しました。でも経営不振であちこちの都市で店を締めているデパートのKarstadtの大クリスマスツリーが見られないのは淋しい限りです。

 もう一カ所例年賑わうのは演劇場前の広場です。しかしここはトンネル工事現場の近くであるため運搬車の出入り、工事材料と機械の置き場となり、今年のマーケット屋台はすべて移転を余儀なくされました。さて移転先は…?

 なんと新トンネルの反対側(東側)に移ったのですが、そこは新装なったKö-Bogenのすぐ横なのです(最初の2枚の写真)。この高級ブティックと化粧品、宝飾・高級時計、レストラン、カフェのある流線型のビルの直ぐ横に煙を吐き出す焼きソーセージや立ち食い客の集まるクレープの屋台、大きな音楽をかなでる子供用メリーゴーラウンドが設置されているのです。確かにその方向に流れる人の群は途切れませんが、人々はそこから直ぐ目と鼻の先のアルトシュタットに足を速めるので、モダンな新ビルに入ってショッピングする人は少ないと見ました。Kö-Bogen側はむしろ迷惑がっているのではないでしょうか?








 今日嬉しいことを発見!南行きトンネル完成と共にImmermannstraßeの車道もすっきりとし,目の前に広々と延びるように見えますが、一方歩道の方もあちこちに置かれた黄色の遮断柵がかなり取り除かれ、新しい敷石が置かれ、徐々に進展が出ています。クリスマスが終わり新年が始まる頃には歩きやすく快適な新「日本人通り」がお目見えしていることでしょう。
 

2 件のコメント:

  1. 三千男さん、もうすぐクリスマスですね。デュッセルドルフの各空き地で市場屋台が出ているようで、お天気が好ければ大勢の人でしょうね。オランダ国境まで近い所は、バスで来るという熱の入れ方ですね。売る方も大変でしょうが、買う側も熱心で大仕事をしているように思えます。買うものでもクリスマスプレゼントや食品、飾り付け品が多いのでしょうね。ツリーの飾り付け等は、同じEu内キリスト教だからと必ずしも好きなものが同じではないでしょう。たとえばドイツ人とオランダ人では買うツリー飾りなどには、主にどこがちがうのでしょうか。大阪の山さん

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    1. この時期の商店の売り上げは一年中で最高になります。クリスマスマーケットに並ぶ小さな屋台でも、商品の種類にもよりますが、かなりの売り上げとなるでしょう。食べ物屋の屋台がまたすごいです。ソーセージなど週末の込み合うときは長蛇の列で、そのまま小さく切ってカレーキャチャップを掛ける人、プチパンにはさんで辛子をのせてかぶりつく人と、食べ方も様々です。
      この季節オランダへ行ったことがないので、ツリー等の飾り付けの違いについては何ともコメント出来ません。一度ぜひ行ってみたいものです。お二人と何年か前アムステルダムへ行ったのは夏でしたかね?懐かしいです。

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