2015年8月3日月曜日

孫たちのカナダ帰国


 1年のsabatical year(大学教員の7年毎の休暇で、通常半年か1年与えられる)をHamburgで終え、長女の家族がカナダへ帰って行きました。彼女も夫も共に心理学、心理療法学の専門家なので、二人一緒に同じ時期に同じ大学病院で働けたことは幸いでした。

 二人の子供たちもすっかりドイツの学校・幼稚園生活に慣れ、沢山出来た友達と別れるのがとても辛かったようです。二人ともカナダでも家庭内で母親のドイツ語を聞いていたので理解はできましたが、友達と話すことは初め少し戸惑っていました。それが1年の間にまったくドイツ人の子供のように話すようになり、こちらが英語で話しかけても返事はすべてドイツ語になりました!今年初めアメリカからはるばる会いにやってきたおばあちゃんに対しても同じことで、彼女は驚いたり落胆したりしたそうです。









 
 幼稚園児Joelの最大の問題は、全国的に何ヶ月も続いた幼稚園教師のストでした。その間彼はBielefeldDuisburgの親類に預けられ、我々は数日Hamburgの家に出かけ面倒を見ました。6月初め我々が行った週にやっとストが解除となり、今度は幼稚園への送り迎えをすることとなりました。

 小学校2年生のJuneはドイツの学校への驚くべき順応能力を発揮し、すべての分野においていい成績を収めました。学年最後の通信簿なるものが送られてきました。学校の先生の方も、英語やフランス語だけの学校から来た子がクラスのお荷物になるのでは、と心配されたようですが、それも杞憂に終わりました。ドイツ語での授業は読み書きまったく問題なく、その上体育、音楽でも良く出来ました。他の生徒との交流も模範的で、学年の英語劇ではリーダーとなり皆を指導しました。母親は「1年でお別れとなる子の送別プレゼントに良い通信簿を書いてくれたのでしょう」と言っていましたが、やっぱり喜びは隠し切れず親類一同にEメールでその通信簿を送ってきました。

 一家はドイツ最後の2日間デュッセルドルフの我々の家で過ごしてくれました。最後の日はBielefeld3人の従姉妹たちも来て最後のお遊びとアパートのプールでの数時間を共に過ごしました。午後6時半のICEFrankfurt空港に向かい、途中アイスランドに立ち寄り、すでにカナダ、エドモントンに着いているはずです。

 来年の夏休みにはBielefeld一家がカナダを訪問し、カナディアンロッキー国立公園を初め方々を車で旅行する計画を立てています。我々も全行程は無理としても出来れば途中のどこかで落ち合おうか、と今から楽しみにしています。

2 件のコメント:

  1. 三千男さん。娘さん、お相手、孫に貴台を含め壮観ですね。毎年、ドイツとカナダで会えるチャンスは皆さんが真似はできないでしょう。両親の学習的な他国との交換業務は子どもにとっても、好い経験でしょうね。いつまでも記憶に残る思い出でしょう。一番いいことは、皆さんが健康で、参加できることですね。身体的に、精神的にもなかなか万全は少ないですよ。幸運を大切にしてください。大阪の山さん

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    1. 山さん、ありがとう!ほんと皆健康で、よく食べよく遊びよく食べました。去年の夏彼らがカナダから着いたときロンドンで会い、3家族揃い同じ顔ぶれの11人で1週間の休暇を過ごしました。それから早くも1年が経ちました。時間の過ぎるのの何と速いことか!
      カナダの孫たちにとってこの1年は良い経験であり、忘れられない想い出として残ることでしょう。今は、来年の夏休み、今度はカナダの大自然の中で皆揃って再会する楽しみを胸に抱いています。

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