2014年3月16日日曜日

残り布を使って


 洋裁をやっていて何時も惜しいな、残念だな、と思うのは、生地を裁断した後に出る端切れです。市販の型紙には必要な生地のサイズ(幅◯◯センチで売られている布なら長さ◯◯センチ必要と)が記されているけど、それでも裁断の後にかなりの残り布がでてしまいます。それが溜まりに溜まって「無印良品」で買った大きな布製の箱二つに一杯詰まっているのが現状です。そしていつかは捨ててしまうことになります。

 端切れの使い道は小物作り等いろいろあるでしょう。最近色鮮やかな端切れがかなりたまっていたので、これを継ぎ合わせ、ほぼ1㎡ほどにして幼稚園児の孫のため、フード、裏地つきのコートを縫うことを思いつきました。これは亡母がいつか私の娘のために、同じような可愛い半コートを縫ってくれたことを思い出したからです。
 

 これは一種のパッチワークです。そのため使えそうな布を探し、一辺を縫い代つきで12㎝の正方形を切る作業から始めました。最初一辺5㎝ほどを考えましたが、それだと200枚以上は切り、縫い合わせなければならない。その手間を避けるため後にサイズを倍にしました。一単位があまりに小さくするより、10㎝ほどの方がコートには良いことも判りました。


 本来のパッチワークは手作業が多いけど、今回はすべてミシンで縫い合わせました。100枚以上の布は、同じ色調のものが並ぶのは避けましたが、ほとんど「でたらめ(at random)に」並べました。出来上がったものを2つに折り(後身頃のため必要)型紙を載せ裁断し、それを縫い合わせ、フードもつけたものがこれです。オープンファスナーは40㎝のものを使いました。

 縦横にガシャガシャ縫ったパッチワークの内側はひどいものですが、これに裏地をつければすべてが隠れてしまいます、やれやれ!

 今回の裏地は普通のスベスベした材質のものを使いましたが、これを厚手のウールにしたり、中に寒さを通さない耐寒用ボリューム・フリースを入れれば、冬期のコートにもなりますね。さてうちの5歳のお孫ちゃん、これからの春の季節に喜んで着てくれれば幸いですが…?

6 件のコメント:

  1. absolutely amazing and so cute!

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    1. Thank you for your help documenting my work with your camera!

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  2. 世界に一つしかない素敵なコートが出来ましたね!
    きっと大切な宝物にするでしょう。私の孫も生まれたときにパッチワークで作ってプレゼントしたひざ掛けを10歳になった今も自分の部屋のソファーにかけて楽しんでくれています。次は何が出来るか楽しみです。ベッドカバーなどいかが?簡単すぎて面白くないですか?

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    1. 縫っている最中はあれこれ気に入らない所ばかりでしたが、出来上がってみると縫い目があってないところ、ゆがんだところもかえって面白い味があってホッとしました。身長1メート10くらいなので欧州サイズ116しましたが、一番下の孫用に作るのはあまり賢くないかも?お下がりに使い回すことが出来ないから。後は近所の小さい子に回すしかないですね。
      おばちゃん、ばあさんのグループでやるような、ペチャペチャ喋りながらのベッドカバー作りはちょっと?

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  3. 三千男さん、お孫さんへの素敵でカラフルな着るものが出来ましたね。パッチワークでしょうが僕の印象では幾らか南米的ですてきな模様に思えます。きっとお孫さんも喜んでくれると思います。いい思い出になるでしょう。お母上の思いを一緒に込めた手づくりが良いですね。これは日本的な言い方では、ハイカラ!大阪の山さん

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  4. 普通の布地を買ってきて作る方がずっと簡単ですが、一枚一枚切っては縫い合わせるパッチワーク作業も楽しくはありました。さらに凝ればこれにキルティングするのですが、今回はこの辺で一応満足しました。なんとか春らしい色にはなった、と自負していますが…。

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