2013年5月13日月曜日

5月に立つ市



 私は珍しく2月の初めから体調を崩し、その結果入院しなければならなくなった。そして3月末には手術が行われ18日間ベッドに寝かされる羽目になった。退院許可が出てから今日で丁度1ヶ月、そろそろ本来の調子にもどりつつあるようでホッとしている。

 その間このブログもお休みした。最後のは125日付けになっている!時には書く気が起こりそうにもなったが、いかんせん体力、気力がもう一つ追いつかず今日まで延び延びとなってしまった。「四季折々のドイツ」などと偉そうに題をつけているブログである限り、やはりここドイツの季節の移り変わりを書き続けなければ、と今日やっと重い腰を上げたわけである。

 「すべての蕾がふくらみ、鳥たちが歌い始める素晴らしい月5月!」と詠ったのは詩人ハイネだった。その5月にふさわしいテーマでブログ再開をしようと、今月のイベントカレンダーを繰っていたら次のようなものが目に留まった。
 

 その一はここから10キロほど東にあるゲーレスハイムの「手工業者と農民の市(いち)」。古いカトリック教会バジリカ聖マルガリータの広場に立つ市で、自分の手で作ったり、育て収穫したりした作品や作物を即売する市である。広場はあまり大きくないのでそこに出るスタンドは精々2030ほど、半分は飲食業者のものでソーセージ、クレープ、魚フライ等々が良い匂いを漂わせている。手工業者の品物には驚くような趣味の良いものが揃っていて、我々もオリーブの木から作った飾り物をいくつか買い入れた。
 
 5月とは言え今日の寒さは異常なほど、見歩いていて震え上がったがその内雨になった。それも霰まじりの雨ですごい音と共に降って来た。もっと厚いコートを着て行くべきだった。


 せっかく出かけて来たのだから、と市訪問のハシゴをすることにして、南15キロのベンラート地区にある「5月市」にまで足を延ばした。ここは歩行者天国にテントを張った簡単なスタンドが多かったが、季節にふさわしく園芸用の花の苗を売る店が多く見られ、多くの人が買い入れ腕に抱えて歩いていた。その他はやはり旬の白アスパラガスやイチゴ(ケーキも)が人気の的のようだった。

 帰路メイン通りに出て池越しに「ベンラート城」を見る。午前中の雨霰も上がり明るい太陽が輝き、城のピンクの建物がよく映える。このバロック様式の城を見学したのはもう何年前のことか?近いうちに一度ガイドつきの見学をしてみたいと思った。

4 件のコメント:

  1. 久々の「四季おりおり」楽しく拝見しました。
    ドイツにも貴方にもやっと春が訪れたのですね。
    体に気を付けて又折々の話題をお聞かせください。
    楽しみにしています。

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  2. 新緑は今が見どころ、いずこも黄緑が照り映えています。しかし気温だけはまだまだ低い。今日もやっと2桁に届いたかな、という肌寒さです。今月もブログに書くどんなテーマが見つかるか?

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  3. 三千男さん。メールで拝見するだけと言っていたけど、見ていると元のままで拝見もコメント投稿も出来るようですね。写真も美しくよい構図で撮れています。雰囲気は春万歳ですね。いまラインは雪解けなどで満水でしょうか。大阪の山さん

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  4. 山さん、コメントをありがとうございます。拙文ですが思われたことをよろしくお書き下さい。大いに励みとなります。
    ラインの雪解け危機はすでに過ぎたようで、今は河の水は多くもなく少なくもなく、航行する輸送船も苦労が少ないようです。新緑の季節は思うより短く、しばらくするともう濃い緑の葉の季節に変わってしまうので、黄緑の美しさを逃さないようカメラを振り回しています。

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