2011年9月23日金曜日

地下鉄工事 2



 2週間ほど前(7日)にデュッセルドルフ新地下鉄路線の工事状態につきブログを書きましたが、中央点から東半分だったので、これでは片手落ち、もう半分も見て来ようとカメラ片手に西へ向かいました。

 先ず知りたかったことは、Jan-Wellem-Platzの中央点から西方向への従来線は二つに分かれ単線となっているため、西行き東行きどちらの通りが新地下鉄線になるか、ということでした。これはAltstadt(旧市街)に入ったら 旧市街に近い方の通り、すなわち西行きがそれであることがすぐに判りました。

 旧市街に沿っての数百メートルの工事現場のひどいこと!路面電車の線路幅だけ残し両側で仕事が行われるため、その狭さといったら!電車、自家用車、トラック、そして路線バスが、狭いスペースを我勝ちにと通り抜けます。

 次の主要駅はGraf-Adolf-Platz。ここは工事が一時停止なのかクレーンは確かに動いているのに騒音が全く耳に入りません。しかし、 工事現場からの埃(?)で汚されるのを防ぐためか 最近出来た高層ビルにすっぽりグリーンの網が被せられていたのには驚きました。

 さらに数百メートル行くと聖ペトロ寺院の建つKirchplatzに着きます。ここも交通量が多く大変な状態です。 交差点がありますがのこっているのは1車線のみ、自動車は常に長蛇の列をなし、写真を撮っている間にも苛立ったドライバーのクラクションが何度も耳に入りました。

 最後は終点のBirker Bahnhofです。この辺りは最近大きなショッピングモールや市立図書館の立派な建物が出来すっきりした区画となったな、と喜んでいたのですが、今度の工事のため、かなりごった返しになっていました。

 東端の終着駅Wehrhahnとは対照的にここの工事は随分と進んでいます。ここから索道(トンネル)工事が始まっているらしく、その入り口にはGlück Aufという表示板がついています。これは元来炭坑に入る労働者の「無事を祈る」という挨拶の言葉です。こうして見ると、やはり地下ではボーリング機械を使ってトンネル掘り工事が進行中のようです。市のオフィシャルホームページに「ここラインの州都(デュッセルドルフのこと)の地下で削岩機が動いている一方、地上ではすべての日常生活が妨げられることなく営まれています」と書いてありますが、これはどうでしょう?混沌と雑音に満ちたこれほどの地上の工事現場を見ると、市の宣伝文句はかなり誇張されている、と思いますが…。 

2 件のコメント:

  1. トリノにも地下鉄が現在通るようになりましたが、随分長い時間がかかりました。
    ここは仕事がはかどっているのかしら?
    スムーズに事が運ぶと良いですね。

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  2. Miluさん
    沢山の人が働いていますが、何かテンポが遅い感じがします。日本語の「突貫工事」というのを教えて上げたいです。
    (数週間前、このブログのメンバー欄に美女の写真を発見!感謝、感激しました。)

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