2011年8月21日日曜日

孫たちの訪問


 カナダから娘夫婦が孫2人を連れてヨーロッパへやってきました。両親がイギリスのヨークで開かれた心理学会に1週間出席した後、ロンドンからデュッセルドルフへ飛んできたのです。めったに宿泊客のない我が家に、1歳8ヶ月と4歳半の子供とその両親を泊めるのは慣れないことなので、どうなることかと不安いっぱいでした。我々のそれぞれの書斎を、両親と子供の寝室に作り替え、とにかく大変な経験の連続でした。

 孫たちの機嫌のいい日中、一緒に公園や遊園地で遊んだり買い物をしたり、食事をするのはとても楽しいことでした。でもやはり問題は夜。寝付くのは割合早いのですが、最初の夜から小さいジョエルは、悪い夢でもみたのか大声で泣いたため起こされたのには驚きました。おじいちゃんは、「こりゃかなわん、毎晩こんなになかれるのか!」と次の晩からは用心のため耳栓をして寝たため、毎晩同じような夜泣きがあったそうですが、幸い何も聞こえず朝まで熟睡していました。


 727日のブログに書いた孫娘のジューンは、今度の旅行にも「おじいちゃんのドレス、帽子、ペチコート」を持って来て、ある晩ファッションショーよろしく、着てみせてくれました。そしてその次の晩のこと、「わたし、ミシンが見たいんだけど…」とせがみました。お易い御用と、戸棚を開けてみせたら「ワオー!」と驚きの声をあげましたが、その次のおねだりは、「ミシンって、どんなふうに動くのか見てみたい」でした。それで残り布を使って簡単なハンカチを縫って見せたのですが、彼女深い感銘を受けた様子でした。布をおくとミシンが動きだすのが不思議で「なんで自動的に縫えるの?」「おじいちゃんが足でペダルをふんでいるんだよ」と説明すると、それからは一所懸命足元ばかり見ていました。


 「同じデザインでいいから、おじいちゃんにもう一枚縫ってもらったら?」と母親が入れ知恵をした結果、次の日一緒にデパートの生地売り場へ出かけました。そこで彼女の気に入ったピンク色の生地をみつけ買い入れました。その後1週間は、ビーレフェルドに住むもう一人の娘の家族5人と一緒に、合計9人で北海の海岸で休暇を送って昨日の晩、みんな良く日焼けして帰ってきました。我が家ではもう2晩寝て、月曜日の朝ロンドン経由でカナダのエドモントンへ帰ります。彼らの休暇中におじいちゃんは馬力をかけてピンクのドレスを縫い上げました。玄関に入ってすぐ、ハンガーにかかっているビンクのドレスを見たときの驚きといったら!幼い女の子って、ピンクの服に目がないようで、そういえば、バービー人形の着せ替えにもピンク系が多かったですね。すぐに試着し、夕食のときよごすからとママに脱がされるまでずっと着ていました。


 3週間という長いヨーロッパ旅行が、彼らにとって忘れられない良い想い出となりますように。

4 件のコメント:

  1. おじいちゃん、お疲れ様でした。
    孫たちの到来は、大変だけれど、楽しいですね!
    何にでも興味津々のジューンちゃん、この夏の楽しい経験、きっと忘れないでしょう。

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  2. baabaさん
    今朝一行はロンドン経由でカナダへ帰って行きました。
    寂しいようなホッとしたような、複雑な気持ちです。さあ、また通常の毎日へ返ります。

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  3. ご苦労様でした。
    私も大変でしたが、楽しい思い出ができ大満足です。
    三千男さんファミリーも充実した日々を送られ
    ピンクのドレスを作って頂いたお孫さんは特に
    嬉しかったのでは?
    このバカンスは忘れられないものになりましたね。
    私はまだ来週1週間お休みします。
    9月から元気にスタートします。 ^^

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  4. Miluさん
    お互いに「ご苦労様でした」とねぎらい合いですね!楽しさと大変さが入り交じった日々でしたが、終わってみると楽しさの方が強く思い出され、大変だったことを忘れさせてくれます。
    来週からのプーリアへのご旅行が楽しいものとなりますよう、お祈りしています。

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