今年5月16日のブログに、デュッセルドルフ、エスプリ・アレーナで起こった「入れ替え戦騒動」のことを書いた。再試合・無効試合を主張する執拗なベルリンの訴えが退けられ、結局フォルチュナ・デュッセルドルフの1部ブンデスリーガ昇格が決まった。そして8月末から新シーズンが始まりすでに4戦を消化した。同チームは最初のアウエーでアウグスブルグを破り幸先良いスタートを切ったのだが、その後3試合は勝ちがない。それと同時に負けも失点もなく計6点を得ているのでまあまあの出だしだ、といって良いだろう。
先週末(22日土曜)何ヶ月ぶりかでアレーナへ出かけ対フライブルグ戦を観た。観客数は26000人そこそこで入場も楽、売店やトイレの列も短い。場内全体がガランとした状態だった。理由の一つには、5月の観客乱入騒動以降ドイツサッカー協会の命令による、多くの立ち見席を座席セクションに改築する工事が終わっていないためである。そのためゴール後の何百(何千?)という空席が目立つ。
試合は両チーム共に活気がなく、あまりきれいなパスワークも見られず、長いボールが左右に行き交うだけの、アマチュアか少年サッカーみたいな盛り上がりのないゲームに終始し0−0で引き分けた。
フォルチュナは流れに乗るとなかなか良い所を見せるチームだ。一昨年は最初の6−7試合負けばかり続きどうなることかと思ったが、その後流れに乗り盛り返し2部に留まった。去年は反対に初めから流れに乗り、シーズン前半は負けなしという好成績で、後半は息切れして危なかったが、なんとか入れ替え戦を勝って15年ぶり1部ブンデスリーガに返り咲いたのだった。どんなスポーツでも「波に乗る」時に、すごい結果が生まれるものだ。今年のブンデスリーガでは、2部2位で昇格したフランクフルトが4試合負けなし12点の新記録で、常勝バイエルンと並んでトップに立っている。
最近スマートテレビを買った際にアップルTVもつけたのだが、主目的は映画を借りて観るためで、それはそれで大いに利用しているが、もう一つのおまけは「MLB」アメリカのメジャーリーグの野球がみられるようになったこと(有料だが)。おかげで海外で活躍する日本人選手のプレーが存分に楽しめる。このリーグの戦いぶりで気づいたことは「波に乗った」ときのチームのもの凄さ、という点。一人が打つと我も我もと負けじと続く、そして大量得点の入る回数が増えるのが大きな特徴のようだ。今ヤンキースのイチローが「波に乗っている」。打率が6–7割と超人的で、乗りに乗っている。いつまで続くかが問題ではあるが…。
さて我がフォルチュナ・デュッセルドルフもそろそろ「波に乗って」ほしいものだ。今週は25日週の半ばに変則的なスケジュールで試合がある。中3日でプレーする選手も大変だろうが、これが「波に乗る」良い機会となるかどうか、今夜8時からの試合が楽しみだ。
(追記:昨夜の対フュルト戦、アウエーで2−0の勝利!これで勝ち点9となり、4位につけた!そして失点0はリーグ18チームでフォルチュナのみだ。)
(追記:昨夜の対フュルト戦、アウエーで2−0の勝利!これで勝ち点9となり、4位につけた!そして失点0はリーグ18チームでフォルチュナのみだ。)
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