この数日間集中的にやっている縫い物の作業はソファー用クッション作りです。今まで我が家の居間のソファーに置くクッションは,その大きさに足りるだけの余り布を手当たり次第に利用して作っていました。その結果色も模様もまちまちで統一性に欠けるのでこれを何とか解決出来ないか、と妻から注文が出ました。
去る6月ハンブルグのある内装店で見つけたカーテン地の見本セットに惹かれました。色も模様も垢抜けている上に、生地は最高級の材質のもの、それに店で不要になった品なので1セット3ユーロという信じられないほどの安価です。でも見本として店頭にぶら下げるものですから,寸法が決まっておりこれが問題です。大きな生地でサイズが十分あれば女性用ブラウスが出来ます。これについては妻のためブラウスを1着縫ったことをこのブログ6月24日に載せました。
今回のは先ず大きいダークブルーの一枚ものの布は縦横1.5弱あり、ここから40cm四方のクッション6枚分は十分取れることが判りました。その一枚ものの上に写真のような縦19cm横39cmの小切れが30枚ほどついていました(6月のブログの写真1と7参照願います)。これをクッションにどう使えるか、いろいろ考えた結果縦横16cm(上下,両端に2cmの縫い代をつけ14cmとなる)の正方形を2枚ずつ切り出しました。それを縦横3枚ずつ計9枚つなぎ合わせパッチワークして,上の一枚もののサイズに合わせるようにしました。
これでサイズは決まりましたが、次は色の組み合わせの問題です。見本セットの小切れ布は一応同系色の順に並べてあるので、そのまま使い4枚をほぼ半分に切ると8枚出来ますが,クッション1個に9枚が必要なので、あとの1枚をどう決めるかに頭を悩ませました。
配色というものは、同系色を使い同一色相(トーン)、隣接色相、類似色相でまとめれば落ち着きは出ます。しかし色相環を参考にしつつ似たものばかり並べては面白味に欠けます。やはりここには変化が欲しいと思いました。これには対立する要素を使った配色を使えば、なにか新しい効果が生まれるのではないか。
この辺りの知識は私にはありませんが、行き当たりばったりに対立できそうな色を選んで(これも残りの生地の色は少ないので易しくはない),パッチしたのがこんな結果になりました。場所もいつも真ん中ではなくわざと脇にずらせたりして、変化をつけたつもりですが、新しい面白い効果が出たでしょうか。さて、これから我が家にお出でになる訪問客に良い印象を与えることが出来るかどうか?あまり自信はありませんが…。
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