2015年7月10日金曜日

新しいホテルが!



 連日何千何万台という車が東西南北に行き交い、路面電車がほぼ直角に中央駅方向に曲がって通るImmermannstr.Oststr.の街角にある高いビルが今改装中です。415日のブログ掲載の時にはまだなんの建物になるのか判っていませんでしたが、昨日その正体が明らかになりました!それは10階ほどのLindner Hotelで、開業は2016年夏ということです。完成図をご覧下さい。正面はほぼ形をなしていますが、以前「丸安」総菜店や「どん」レストランのあった後の方はまだ工事中で地面が掘り返されています。ホテルニッコーから精々100mしか離れていない所に新しいホテルが建つ!需要は十分あるのでしょうか。













 かつて日本通りと呼ばれたImmermann通りですが、軒並みあった日本企業の事務所はその後拡大・成長し大きな倉庫や製造所が必要となり多くが郊外に移りました。数行あった都市銀行もすべて移転し、雰囲気が大いに変わりました。昨日カメラをもって歩いて見て、今や日本通りよりアジア通りと行った方がより適切ではないか、という印象を受けました。

 先ず食材店は韓国系で、「松竹」も「大洋」の2店とも私が親しくしていたご主人が他界され寂しい限りですが、息子さんや奥さんが続けてやっておられます。レストランは純日本経営のものは、間もなく新装開店の丸安を含め5店、その他の店は和食やラーメン(新顔は台湾美食坊)を売り物にしていますが経営は日本人ではないようです。









 その中でも連日行列のできる人気店は横文字でOkiniiSushi and Grill(以前の日本館)という看板を掲げた食べ放題レストランです。この店名は誰がどこから考え出したものか?「お気に入り」なのか京都弁の「おおきに」なのか?尋ねてみることも叶わず、そのままになっていますが…。客の中に日本人を見つけることはほとんどありません。町を歩いていると「日本レストランOkiniiはどこですか?」と訊かれることが多くなりました。週末は少し高くなるが、昼食13.9€,夕食25.9€の安さが魅力なのでしょう、いつも満員盛況ぶりが続いています。

 ずっと以前ここへ興味がてら一度入ったことがあります。Japanese all you can eat(和食、食べ放題)となっていますが、私の記憶している限りでは、3コースそれぞれ数品から選んで紙に書いて注文し、食べ終わったら次のコースに進み、3コースで終わるというもの。もう最後のコースでは食べ切れず帰ったことを覚えています。









 
 他のお店は掲載の写真で見て下さい。和食一般、おにぎり、弁当、総菜、ラーメン、等々オファーは豊富です。完成・貫通間近いトンネルの出口のすぐ右側に新装開店する「丸安・どん」は今までの3倍のスペースになると聞いています。昨日覗いてみたら内部はかなりレストランの形になっていました。立地条件は良し、知名度も高い(特に現地ドイツ人に)ので、開店後は大いに繁盛することでしょう。

2 件のコメント:

  1. 三千男さん。インマーマン日本企業等も変わり、古い日本食屋も変貌していくのは、さびしい感じです。新しい町への変化は時代の変化だし、期待でもありますね。一時日本をリードした八幡製鉄や新日本製鉄などの時代ではないです。インマーマン日本企業もドイツの製鉄法を学びながら、規模を大きくしてきました。いま、昔、日本に学んだ韓国、中国が製鉄などの重工業離れになってきて、もっと他の国が製鉄をする時代ですね。そのうちインマーマン通りもきっと顔ぶれももっと変わるでしょう。さびしいのは、老人だけ。大阪の山さん

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    1. 時と共にすべては変わって行く、これは絶対に避けられないことですね。その変化が人類すべてのために益となるようにと、祈るのみです。工場を近代化し生産力を上げた結果、空気汚染や水質汚染の公害が起こった悲劇は、今の中国、かつての日本も経験しました。生活に便利になることが必ずしも我々の利益とならないこと、そうならない内に適切な手を打つ、これが肝要であることは言うまでもありません。

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