2015年1月9日金曜日

年頭の新作品


 ドイツは不順な天気が続く年の初めでした。時には太陽が顔を見せるのですが、すぐに曇り冷たい雨が降り、所によってはみぞれや雪になるというのが全国的な傾向でした。アウトバーンでの交通事故も頻繁に起こっていました。

 そうなるといきおい家の中に閉じこもることになり、そのお陰で初仕事がかなり捗りました。次の2葉の写真は、3日間の作業で出来上がったマチつきバッグとキャラメルポーチです。使った生地はクリスマスシーズンにデパートの特設売り場に出ていたもので、良い色で可愛いユニット作品になったと自負しています。他のほとんどがクリスマスツリー、サンタ,星、天使等のシーズンテーマの生地ばかりである中、これだけはニュートラルな模様で上質のものだったので、シーズン後も使えるなと思い買っておいたのです。案の定いろいろ面白いものが出来、数人の人にプレゼントできました。それでもまだ、キャラメルポーチが一個できるくらいは残っています。


 その時マチに使うため少しベージュがかった無地の生地を買いましたが、これもかなり残っているので上手に利用しなければと考えました。それで残りギレの箱をあれこれひっくり返して発見したのが、このお姫様やお城のアップリケでした。これは別個に売られているアップリケではなく,ピンク地に縫い付けられていたもので、こういう生地は特殊でかなり値段も張るものです。数年前孫のリュクサックを縫った時買って、切り抜いて使ったものがまだいくつか残っていたのです。

 捨てなくて良かった!お城はまるまるそのまま一つ残っていて使えるし、お姫様は頭のてっぺんが欠けていますが、もう一枚のお城の一部を切り貼りすれば王冠として使えそうです。これを無地の布の裏と表に張り付け、一枚仕立てのフラットバッグにするつもりです。生地は麻の手触りですがバッグには一寸薄いかな?二枚合わせるか、それでも薄い感じなら中へ接着芯を入れようか、等と考慮中です。

 これで表の方へお姫様と花を二輪、裏はお城と太陽を張りつけ、色付きの始末用テープでアクセントと持ち手をつければ,可愛いフラットバッグになりそうです。フラットバッグは「裁ほう上手」の本の最初のページに載っていて、言わば「ボンドをどう使うか、貼り方のコツは」、というようなことを説明する入門のための作品ですから、最も簡単に出来そうです。準備が整ったらすぐに作り始めたいと思います。

2 件のコメント:

  1. 三千男さん。厳冬を乗り切る家庭内のご様子が、何となくわかります。外出も気軽にはできない冬将軍相手の極寒時は本当に嫌(暖かい日本にいても)ですね。でもご健康で屋内と言えど楽しく楽しく過ごせるのは、ご同慶の至りです。昔、読んだ亀井勝一郎氏の言葉で「生きる事に疲れている半病人だという自覚があってこそ、はじめて家庭のささやかな幸福が見出せる」(多少不正確)がありました。幸せを感じながら頑張ってー!大阪の山さん

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    1. 幸い「半病人」という感覚はありませんが、なんとか健康を保ちながらささやかな幸福感に浸っています。とは言えどんよりした冬の季節は、まったく気が滅入ることが多いです。特に新年になってから気候が不順で、明日からは全国的に今度は2桁の高温となる由、上手く身体の調整が出来ず疲れが激しくなる状態です。

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