新しい年が明けて、気がついたらもう今日で5日目!時間の経つのは本当に早いものです。その間ドイツでは、快晴の日があるかと思うと次は雨とみぞれ、雪と変わりやすい天候が続いています。
先ず元旦は明るい太陽と共に明けました。玄関には折り紙で作った羊、そして去年のクリスマスシーズンに買った羊を飾りました。地面一面に白く降りた霜を踏みしめながら今年初のノルディックウォーキングを1時間弱。やはり、新鮮な戸外の空気を吸うのは気持のいいものです。
大晦日に買い入れた食料品も乏しくなったので、今年初の買い物に出かけました。2日から店やスーパーは営業開始で、ほとんどのものが買えます。しかし,そんな店は避け「新鮮なリンゴを!」という妻の提案で,かなり激しい雨の中、隣町のDuisburg近郊に出来た「リンゴの楽園(Apfel Paradies)」へ車を15−6分ほど走らせました。これは最近各地にできた各種リンゴを売る専門店であり、その他にも野菜、果物を沢山置いている店です。ところが着いてみるとクリスマス後から1月4日までは長期休店ということが判りました。
そのまま帰るのも残念だ、と思いましたが、途中に「農民の市場(Bauernmarkt)」と看板の出ていた店を思い出し、そこへ初めて入って見ることにしました。これが予想以上に良い店であり、目指すリンゴを初め良い「初買い出し」が出来ました。造りは日本各地にある「道の駅」に一寸似ています。地方の農家が泥のついたニンジンや大根を運び込むほどには至りませんが、新鮮な色とりどりの野菜や果物が沢山並んでいました。冬の最中、こんな新鮮野菜が手に入るようになったのは「欧州連合」の暖かい南の各国のお陰か、また進んだ「温室栽培技術」によるものでしょう。
以前は手に入らなかった東洋野菜のネギやショウガは、今では簡単に入手できます。それに赤い皮のカボチャは「ドイツビオ野菜」と銘打っているものの、種を日本から移入したものか「ホッカイドー」が一般的マーケット名です!その他嬉しいことに珍しいチンゲンサイやダイコンも並んでいます。これで後サトイモやホーレンソウもあれば言うことないのですが。
ドイツの日常食材の値段は本当に安いものです。特に年末近くからオイル、ガソリンの値段が下がり、この国のインフレ率は1%そこそこで記録的に低くなっています。でもこの店で高い!と思ったのは輸入品の珍種果物のいくつかで、トルコのザクロ、スペインのカキ、南米のイチジク等はすべて一個売りの値段1.5-2.5€とついています。リンゴはどの種類でもキロ当たり1.5-4.0€ですから、その差は大きいです。かなりの大きさのカキやザクロはともかく、半分萎びたような小さなイチジク1個に2.50€を払う人がいるのでしょうか?
車で少し時間はかかるけど、郊外の道路沿いに「道の駅」に似た店が各地に出来始めています。その中には日曜日も営業し、農家直売のキシュやパイ、スープ、チーズを食べさせる軽食レストラン、絞り立てジューススタンド、花を自分の手で切り取る花壇を併設する店もあります。これからこんな店が益々増え,ドイツ人の買い物計画も変わって行くことでしょう。
三千男さん。色々と野菜や果物の各地での調達で忙しいですね。私は年末食べる長野リンゴが底をつき、ネットで青森リンゴをを発注したら、ふた箱が1と言う発注単位を2にしてしまい、なんと、4箱も受け取りました。ワイフの「リンゴは意外に長く持つようでーー」に助けられて、毎食一生懸命食べています。ドイツのリンゴは日本のと比べて味はいかがでしょうか。大阪の山さん
返信削除たしかにリンゴは長持ちするので、4箱分ゆっくりエンジョイなさってください!さて、日本のリンゴとこちらのリンゴの味比べは?しばらく日本のものを食べていないので、味比較は一寸出来かねます。日本の高級リンゴは庶民が買うのは躊躇するほどの値段でした。確か千疋屋かで売っていたものは1個1000円はしたのでは?横浜中華街で見つけ、娘が目を丸くして驚いていた大きなリンゴはその半分の値段でしたが、中味はカスカスでがっかりしていたことを覚えています。とにかく安いものでも新鮮でジューシーなものに出会うと嬉しくなります。
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