暖冬です。2月に入って日が長くなってきましたが、気温は未だに温暖で、今朝は13℃もあります。天候の方はもう一つで、雨がよく降ります。でも時折明るい太陽も顔を出すので、そんな時は散歩に出かけるようにしています。
快晴の朝、久しぶりに近所の公園Nordparkに行きました。冬の太陽は低い位置にあるので、まともに目に入りまぶしいこと!公園には常緑樹が多いし、芝生は年中緑で(日本のように冬でも枯れて茶色くなることはありません)、グリーンの中を散歩するのは本当に良い気持ちです。
しかし季節はまだ冬、こんな寒中に咲く花はないだろう、と思いましたが、気をつけて探すと少しは見つかりました。先ず彩りも目に鮮やかなのは「オウバイ」(漢字は黄梅でしょうね)です。ドイツ語ではWinter-Jasmin(冬のジャスミン)と言いますが、日本名のバイは梅の花に似ていることからつけられたのでしょう。レンギョウに似た花ですね。
次に見つけたのは白い可愛らしい花Sternhyazynthe(星のヒヤシンス=チオノドクサ)です。耐寒性の球根高山植物らしいです。チオンドクサは和名のようですが実は学術名で「chion雪の doxa輝き」という意味だそうです。花の姿にふさわしい名称だと思います。
これはきっとあるだろう、と思ったら案の定見つかりました。Christroseクリスマスローズというキンポウゲ科の花で、寒い季節でも元気に咲き、色は白や紫をしています。5
最近の異常な温かさに誘われて狂い咲き(?)したのか、桜の花を見つけました!梅の種類かと思いましたが、働いていた公園課の職員さんに訊いたら、やはりサクラだ、と。どの種類かは彼も知りませんでしたが…。
花ではないけど、青空を背景に輝くような赤い新葉を出していたのはRot-Ahorn (red-maple、アカカエデ)の木です。これから日ごとに大きく美しく伸びて行くことでしょう。
寒空の下、公園内で今一番鮮やかなのはErika(英名ヒース)です。私たちは8月末にはヒースの丘を訪ね、国境を越えオランダまでハイキングに行くのですが、時期を失すると丘全体が茶色に色褪せ落胆することがあります。700種もあるというエリカ、ここの花は耐寒性のものでしょうか、今の時期でも枯れることなくこんなに華やかに咲いて、来訪者の目を楽しませてくれます。
2月に入って市の公園課の職員さんが働く姿があちこちに見られるようになりました。氷で凍てついた土地に鍬をいれ、種まき、苗付け、球根植えと、春の花の最盛期を控え、これから忙しくなることでしょう。
三千男さん、寒いライン下しの季節も徐々に薄れているものと推察します。暖冬とは言え、まだまだ花の季節には幾らか遠いでしょう。復活祭後の本格的な春が待ち遠しいですね。写真は綺麗に写っています。日本は、今週がヤマでしょう。冷たいです。今日は大阪の最高7℃、最低2℃かな?大阪の山さん
返信削除山さん、ドイツは今日4℃でどんより暗く、また雨が降るかも知れません。花の季節のNordparkは本当に華やかになり、遠くオランダまでチューリップを見に行く必要もないくらいです。復活祭後の春、と書いておられますが、その頃大雪になることもあるので、北欧の気候はまったく油断がなりません。
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