昨年秋にはまだ、工事用のクレーンや掘り返した土などがゴタゴタ置かれていた我が日本人通り、Immermannstr.(インマーマン通り)の様相がガラリと変わっていました。以前の混乱状態については「四季折々のドイツ、2013年9月26日、インマーマン通りの変貌」に詳しく書き、その後11月19日にも写真を1枚掲載しましたのでご参照願います。それらがほとんど取り除かれ、今では大きな鉄パイプがその上に渡されています。底の方にはかなりの量の水が溜まっています。いよいよ本格的なトンネル工事が始まっているのです。
地上のゴタゴタがなくなるとスッキリと視野が広がり、中央駅の方まで見通せそうです。反対側に回って駅を背にした場所から、工事の様子を見てみました。下の方に小型のクレーンを使って働いている労働者が数人いましたが、もうトンネルの出口が出来上がっているのが見られます。
「いよいよですね。どの辺までがこの通りの地下トンネルの工事目的ですか」と現場の人に訊くと、「大体この辺りまでで、ここから先は従来ある通りにつながります」という返事でした。それはインマーマン薬局のあるほぼ10番地台の箇所です。「完成は?」の質問に対しては彼は肩をすくめるのみで、「神のみぞ知る!」とは言いませんでしたが、そんな雰囲気でした。
そうしてみると、従来高架自動車道路だった「むかで橋」の、ベルリーナーアレーと分かれる最高ポイントからダラダラとインマーマンに下がってきたその部分が(100m弱か?)、今度はそのまますっぽり地下に移るということになります。とにかく不便さにイライラさせられている我々ドライバーたちにとっては、一日も早い完成が待ち遠しいことです。