2013年9月8日日曜日

オリンピック2020、東京に!


 2020年のオリンピック開催は東京に決まりましたね!ご同慶の至りです。ヨーロッパに住み、トルコ人やスペイン人の友人を沢山もっている者として、イスタンブールかマドリードのどちらになっても、それぞれの国の経済のためになるから喜べるかな、と思っていましたが、やっぱり母国に決まって嬉しさはひとしおです。

 ドイツの大衆紙「ビルト」の見出しには「東京に決まって残念!」とあって驚きました。理由は何か?と詳細を読んでみたら…。同年に開かれる「サッカー欧州選手権」と関係がありました。オリンピックがイスタンブールで開かれない場合、サッカーの開催優先権がトルコに与えられること、ミュンヘンでは予選と準々決勝くらいしか見られない、というのがこの見出しの内容でした。サッカー狂の国の大衆紙らしい記事ならでは、でした。

 1964年の東京オリンピックは、アメリカ留学を終えてわずか2年後、私は20代の若者として経験しました。実際に競技を見たわけではありませんが、その直前同年に開通した新幹線で東京へ行き、オリンピック準備の雰囲気は十分に味わえました。そして初めてのテレビ(もちろん白黒)を買い毎日のように見ていました。印象に残った競技?あまりたくさんは覚えていませんが、バレーの東洋の魔女、マラソンの円谷幸吉選手の惜敗(国立競技場内で抜かれ3位、銅メダルとなる)などを思い出します。

 昨夜ドイツ時間午後11時を過ぎていたでしょうか、ビッグニュースを知ってから、日本の招致委員たちのプレゼンテーションの全部をYou Tubeで見ました。ずいぶんと準備を重ねたことでしょう、どの人のプレゼン(変な和製英語、「発表」で良いのに!)も立派なもので驚いたり、感心したり。オーバーアクトがなきにしもあらずですが役者は揃っており、使った英語もフランス語もすばらしい!ただ、女性同時通訳者たちの訳のおそまつな点が少し気にかかりました。それに「コンパクトオリンピック」の宣伝通り、オリンピック村から各競技場への距離の短さ!この点で長野冬期オリンピックの時の悪評が思い出されるだけに、このインフラを見て心休まります。

 2020年まで7年ありますが、その間準備万端すべてが完璧に整うこと請け合いでしょう。私たちはその様子をきっと、HDを超えた4Kのテレビで観ることになるでしょう、いやひょっとすると新装なった国立競技場のどこかで自ら観戦することになるかも知れません。今から楽しみにしています!

5 件のコメント:

  1. オリンピック東京招致決定のニュースに日本中が湧きたっています。福島の原発事故が有ったので危ぶんでいましたが嬉しいことです。これで日本経済もよくなることを望みます。
    あと7年、元気で競技が見られるかしら?その時は里帰りして一緒に見ましょうか?

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    2. 福島原発問題もそうですが、今回は各国が問題を抱えていたので「本命なき戦い」と言われていました。しかし時間と共に「安全、安心」の東京に決まりましたね。実際、開催都市を決めても、その後IOCには頭の痛い問題(競技場やインフラの工事遅延等の)が残りイライラさせられるらしい。2016年のリオデジャネイロも例外ではない。その点東京に決めれば少し息をつく暇ができるというものでしょう。

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  2. 三千男さん。ルール炭田の周辺は、かつては重工業地帯(戦時には軍事用鉄が生産されて、加工組み立てもされていた)のですね。戦後は重工業の定義も変わるし、活動拠点も変わったのでしょうね。エネルギー変換もあったし、このような置き忘れ的なボタ山(なんでも積み上げた小山や丘)が残ったのでしょう。でも適当なハイキング場所になっているのは、貴台にとっては思わぬ幸せです。大阪の山さん

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    1. (ぼた山の方のコメントにご返事します)且つてはドイツの軍事力を支えたルール工業地帯ですが、時と共に産業・工業形態が変化して以前の活力はなくなっています。世界の大国が産業革命を経験しましたが、今ではIT革命ですか。
      「適当なハイキング場所になっている」という表現は必ずしも当たっていない。そういう場所に「した、造り上げた」のであって、そのために莫大な労力と財源が必要だったのです。

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