今年も残すところ今日一日となった。このブログも全部で66投稿となり私には年間の新記録だが、平均にすれば月5.5投稿であり大したことはない。友人・知人の中には毎日欠かさず書いている人もいるが、
いつも書くテーマを見つけることに苦労する私には、そんな真似はとうてい不可能だ。これは観察力に欠け、物事を深く考えなで日々をのほほんと過ごしている証拠なのだろう。
今年冒頭のブログは「年頭の新作品」と題し、マチ付きバッグ、キャラメルポーチ、フラットバッグ等を載せている。これはすべて「裁ほう上手」のボンドを使って布を貼った作品だった。その後はほぼ1年この接着剤は使わなかった。
ちゃんとした人間の着られるシャツやブラウスは、6月と8月に自分自身のYシャツと妻のブラウスを縫っただけで、後は孫の人形着せ替えドレスや我が家のソファー用クッションの小物ばかりだった。
3月に帆布やゴブラン織布を使ったバッグを載せているが、今年はこのバッグ類だけは多量制作した。その数は15−20点に達したか?そのほとんどはプレゼントとして差し上げてしまったので、手元に残っているのは数点のみだ。
12月初め日本出張旅行に出かけた妻に、「年頭の新作品」に載せたマチ付きバッグを私の妹へのおみやげとして託した。それが思いがけなく好評?で素晴らしいと褒められ有頂天になった!また何か作らなくてはという気が起こり、デパートの生地売り場へ出かけることになった。この辺りがかなりのお調子者なのだ。そこで見つけたものは…。
渋い膿黄色でほとんど金色の味わいもある生地、幅1mそこそこなのに20€/mで少々高いが、これは!と飛びついた。不思議なもので、売り場で良い生地が目に止まると直ちに、これを使ってあの製品を!と即断できる。これなら大きい方のサイズのマチ付きバッグに使えば最高だと。人気の生地なのか、残りが75cmしかない。売り子のおばさんに「残り布だから安くしてよ」と交渉して60cmで計算してもらった。裁断している時にMade in Japanの印を見つけ驚いたり、喜んだり。
マチ布を買った時売り場のおじさんが「バッグ作りなら、洋服用より厚い接着芯地がありますよ」とアドバイスしてくれた。これは初めて使う材料だったが、出来上がりの具合はしっかりして素晴らしく良い。75cmの残り布は外側・裏側に使ったが、バッグ2点に十分だった。
革製の持ち手とそれをとめる金属リベット、口のマグネットホックとかなり材料費はかかったが、なんとか今年最後の作品(針糸は使わない貼り作業の)が2点出来上がった。今年の初めと終わりが同じような作品となったが、これを今年の仕事納めとしよう。
それでは皆様、良い新年をお迎え下さい!来年もよろしくお付き合い下さい。