2012年5月15日火曜日

地下鉄工事その後


 
 デュッセルドルフの新地下鉄線Wehrhahn-Linieについて2回ブログに書いたのは昨年9月でした。あれからもう8ヶ月近く経ちましたが、その後の進行状態はどうなっているだろうか、とカメラを手に出かけました。

 この路線の丁度真ん中に当たるJan-Wellem-Platz駅には、地上に多くのつっかい棒に支えられた建物が立ち始めました。すごく目立つのですが、これは一体何になるのでしょうか?形は丸くなっていますが新駅舎のビルなのでしょうか?工事現場の人に訊くこともできないので謎のままです。現在は沢山の路線が交差するこの駅Jan-Wellem-Platzは、8駅から成る新路線では消えてImmermannstr.Schadowstr.がぶつかる辺りでSchadowstrasseという新しい駅名となるようです。

 地下鉄工事であるので当然ですが、 工事の主要部分は地下に移っているようです。即ちトンネル掘りの作業です。そのために長さ65m、重さ1300トン、直径9mのトゥボリーネ(Tuborineターボ式機械から来た名前でしょう)と名付けられた大型削岩機・掘削機が使われています。トンネル自体もアストリッド(Astrid)と命名されましたが、これはどちらも女性の名前です。ドイツのメディアは台風・ハリケーンや低気圧の名前にも女性名を使いますが(世界共通か?)、その根拠はどこにあるのでしょう?この掘削機で1日に10mの進行状態だ、と市のホームページには出ていますが、その勘定で行くと全長3.5km弱の路線を掘り抜くのに1年足らずで終わるのですが…。やっぱり掘っただけでは電車が走るようにはならないのでしょうね。地下の工事現場は一般人が入って写真撮影するわけにはいきません。そこは市の公式インターネットページが動画も含め詳しく報道してくれているのでご覧下さい(www.duesseldorf.de/wehrhahnlinie)

 主要作業は地下10mの深い所で行われてはいても、地上の混乱はまだまだ続きそうです。すでに片付いてカバーされた道路もありますが、さらに新しく掘り返した所もあり、この状態はしばらく続きそうです。先日も、工事のためストリートテラスでの商売が上がったりとなったレストランやカフェーの持ち主が、テレビ局のインタビューで嘆いていました。そして町の中心街の自動車道も通常3車線の所が今では1車線しか走れません。2014年の開通までこんな状態がずっと続くのでしょうか?そして水鳥が楽しそうに泳ぐホーフガルテン公園の池もやがて消えて行くとすれば大変悲しいことです。


4 件のコメント:

  1. 延々と続く工事現場は、わざとやっているのではないかと疑うくらい。日本もそういうところはありますが、ドイツは上をいっていますね。

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  2. katsukiさん、確かにのらりくらり、のんべんだらりの印象が強いですね。とにかくこれだけ大規模な工事なのに、働いている労働者の絶対数が少なすぎる!職を探している人はワンさといるはずなのに?

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  3. デュッセル情報ありがとうございます。
    これからも楽しみにしております。

    ところで、ミッチさんの情報もあり、早速ノルディックウォーキング用のストックをネットで購入し、私も始めました。 毎日1時間ほどやっております。

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  4. 今度デュッセルドルフに来られたら、その様変わりに驚かれることでしょう。特に町の中心部は路面電車が消えてまったく一変しそうな感じです。
    ノルディックウォーキングを始められた由、おめでとうございます。ストックはドイツ製のLekiですか、それともフィンランドの???(名前を失念しました!)ですか。とにかくカーボン製の良いものが沢山ありますね。初めはなかなかリズムに乗れないし、また有効に腕へのポンプ効果も出難いものですが、すぐにお慣れになることでしょう。頑張って下さい!

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