ここから7−800m離れたFreiligrathplatz(フライリグラートプラッツ)というのが最寄りの駅だが、中央駅からU78(見本市行き)とU79(隣町デュイスブルグ行き)の2線が通っている。
昨年末U78の駅の方に自転車置き場が出来て便利になった。これまでこの駅には駐輪場がなく、私も含め誰もが線路脇の安全柵や電柱に自転車をチェーンでくくりつけていた。ひどいのはプラットフォーム上の柱にまでつける悪いマナーの者も現れた。
それを見かねたのか、ご覧のようなスタンドが最近出来上がったのだ。しかしその数はわずか10台分で絶対数には足りない。あぶれた人は以前通り他の所に駐輪している。我が家からは歩いても大した距離ではないのだが、町で沢山買い物をして荷物が多くなりそうなときは私も自転車を使い駐輪している。でも午前中はここの10台分は全部占領されているので、なるべく午後生徒が帰宅した後の時間を狙う。学校が休みの間はほとんど全部空いている。
一方U79の方は先年、車椅子、乳母車、身障者の便宜を図って駅のプラットフォームを高くするため大改造が行われた際、同時に作られた駐輪場だ。こっちは生徒数がずっと多く早朝スタンドはすぐに一杯になり、近くの橋桁に沢山の自転車がくくりつけられことになる。
2つの駅の駐輪場を比べてみたら面白いことに気づいた。U79は大掛かりな工事に便乗して造ったためか、予算も十分に取れたのだろう。パイプの材料もピカピカの良い質のものだし高さも80センチある。お陰で屈まなくても盗難よけチェーンが掛けられる。それに比べU78の方は材質がぐっと落ちるし、高さも半分ほどなのでチェーン掛けが難しい。
大阪の知人のブログを読むと、日本の駐輪場の問題(特に違反駐輪と古い自転車の放置の)がひどいらしい。彼は自転車乗りの人々のエチケットの悪さをいつも嘆いている。さてこの近辺でも自転車利用者の数は増える一方だし、駐輪場(スタンド)の新設は場所の関係からあまり望めそうもない。駐輪者のマナーがさらに悪くなった時どんな状態になるのか、今からちょっと心配している。