カステラを焼きます。先ずそのための箱作りから始めます。新聞紙を7枚重ね50㎝四方に切ります。両脇を15㎝ずつ取り半分に折ると7.5cmとなり、これが箱の高さになります。そして真ん中に残る20㎝の正方形が底になります。脇に互い違いに切り目を入れ重ねホッチキスでとめれば箱が完成です。箱の縦横にアルミフォイルをきっちり敷きます。
カステラの材料として砂糖300g、卵7−8個をボールに入れミキサーで10分以上混ぜます。その後小麦粉200g、牛乳50mlを温め蜂蜜大さじ4杯を加えさらに混ぜます。お好みによりリキュールや抹茶を入れて下さい。
上の箱にカステラのたねを流し込み、ゴムベラで縦横に切り空気を抜きます。170℃に熱したオーブンの中段に入れ表面が少し茶色になるまで焼きます。その後160℃に熱を下げ下段におろし約1時間ほどゆっくり焼きます。
オーブンを開け、手の平で軽く叩きます。まだジュワジュワいうようだったらさらに数分焼きます。十分焼き上がりボンボンという音になったら箱からはずし、粗熱を取ってからサランラップで包みます。平らな板の上に頭を下にして冷めるまで置きます。数時間したらラップをはずし3本に切り、さらに一口ずつに切り分けます。アルミフォイルに包んで保管します。焼きたてより数日置いた方がしっとりとしていい味になります。
このレシピーは10数年も前に知人から教えてもらい、もう何十回(それ以上か?)焼いたことでしょう。ほとんど失敗はしない簡単なカステラ製法で味も最高、お土産にまた来客に大いに喜ばれます。新聞紙の箱は少し面倒ですが、市販のメタル製ケーキ枠では熱伝導が強すぎてしっとりと焼き上がりません。インターネットに箱の作り方や材料などいろいろバエリエーションつきで出ているので、お好みに合わせてご自分で試してみて下さい。
三千男さん。カステラ作成とは、大事業ですね。僕にとってカステラは「食べる対象」でしかなかったので、作る側になってみたことがありません。ワイフは長崎カステラと比較されると困るよと、作ったことがありません。母親が戦後の少年ころ「かぼちゃ入りのカステラまがいの蒸かしケーキ」を試作した覚えがあります。70年前。なんでも美味しかった。貴台のカステラ作成もレシピ検討、材料配合の具合、加熱の工夫等大変でしょうね。僕は真似できない。大阪の山さん
返信削除初めの頃こそ失敗もありましたが、最近ではまあ99%うまく焼けています。でもその都度少しずつ違いはあり、ある時は少し膨らみ方が少ないとか、しっとりさが足りないとか、本当に満足のいく出来には到達しません。来客(得に日本人の場合)必ずと言っていいほどカステラを焼きます。ドイツ人の場合、このケーキに似たSandkuchen(砂のけーき)というのがあり、その名の通り、たいていパサパサしたケーキなので、みてくれからはあまり訴えかけません。だから躊躇することが多いです。時にはこちらの和食スーパーでカステラも見かけますが、まあ買うことはありませんね。どんな味がしているのか一度試してみたい気はありますが。
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