ボンド接着剤「裁ほう上手」を使う作品はその後も作り続けています。まずはこれ「キャラメルポーチ」は少し厚手の布で作りました。立体的なので形を整えるのに苦労しました。裏布にファスナーをつけてから「キャラメル包みの要領でのり代を折る」と解説にありましたが、「キャラメル包み」とは一体なんでしょう?上下から折るのか、それとも左右から折るのか?図を見ても分からず、ここで30分は思案しました。
次は「封筒形ケース」。31cm四方の正方形を尖った角を上にして表布裏布を合わせて折り合わせるのですが…。そのまま左右、そして上下に折れば中のスペースも正方形になりますよね?ところが説明図は長方形になっている!どういう割合でそれを決めるのか?「裁ち図を参照して裁つ」ように指示があるけど、それだけではさっぱり分からず、ここでもまた30分ストップ。大体縦何cm横何cmにする、と指示してくれれば助かるのに。結局いい加減なサイズの長方形にして何とかごまかしました。上の「キャラメル包み」も同じこと、この本、所々説明が不親切なところがあるみたい!
次は小さなトートバッグです。これは今まで少なくとも20個以上は作ったもの。と言っても、これまでは針と糸を使いミシンで縫ったのです。それをすべて接着剤にしたらどうなるだろうかと試してみたかったのです。出来上がりはあまり違いがありませんが、作業時間を比べてみると…。一箇所にボンドを塗ってそこを熱いアイロンで押さえて乾かし、また次の部分も同じことをとくり返すと、大変な手間がかかるということが判りました。これではミシンで縫う方がずっと早い!それと、外側バッグと内側のそれを表合わせにし,持ち手を中に縫い込んでおいて最後にひっくり返すあのスリル(やったことおありの方はお判りでしょう?)もなくなってしまうのはつまらない!
4つ目の「ファスナーポーチ」は以前一度作ったものを再度トライしました。やはり2度目は要領が良く判ります。しかし出来上がったものを手に取ってみるとずしりと重い!それはうっかりファスナーに大きく重いものを使ったからでした。同じ20cmのものでも,スカートの脇用とズボンの前立て用では、作りも重さもかなり違います。うっかり、そんな基礎的なことを忘れて出来上がってからしまった!と思った次第。これから気をつけましょう。
それやこれやで、いろいろ苦労したり楽しんだりして作っています。次は、革のストラップ、カシメ、アップリケ、スナップボタン、ナスカン付き革ひも、アクセントテープ等々付属用品をいくつか仕入れて来て、また新しいものに挑戦しようか、と考えていますが…。