先日端布から12cm x 12cmの正方形を100枚以上作り、それに縫い代1cmを与え縫い合わせパッチワークをしました。そこから最終的に 1m平米強の布地が出来上がり、それを使って孫用のフードつきコートを縫ったことは、3月16日のブログ「残り布を使って」で書きました。
出来上がったものを早速孫宛てに小包郵送しましたが、着いたという返事がなかなか来ませんでした。しびれを切らして「コートは着いたの?サイズなどユリアによく合っているの?」とこっちから電話しました。「もうピッタリでよく似合っている。すぐに写真を撮ってメールに添付して送ったわよ、見なかったの?」とママ(私の娘)の返事!なにかの事情でメールが届いていなかったのです。
さっそく再送付してもらったのがこの写真です。想像していた通り、可愛らしく良く似合っています!38㎝と聞いていた袖丈がちょっと長いかなと思いましたが、子供の動きのためには短かすぎよりベターだ、ということで安心しました。
生地を準備し、裁断し、縫い終わるまで1週間から10日ほどはかかりましたが、出来上がってみるとそんな苦労も忘れます。これくらいのコートは、日本のインターネットのオンラインショップ等で見ると、生地の質によりますが大体4000−8000円ほどの値段がついています。私の場合出費は40㎝ファスナー1本5€と裏地 10€の計15€のみ、でもかかった労働時間を加算すると買った方がむしろ安くなったでしょうか?
「大量生産ではない、世界に一着しかない洋服の価値は計り知れないものがあります。お孫さんも喜んでおられ、きっといつまでも大事にするでしょう」なんていろんな人にいわれると、こちらも嬉しくなります。「ユリアも大得意で、幼稚園で先生やお友達に、『これ、オパ(Opa=おじいちゃん)が縫ってくれたの。私一人だけのために』(3人姉妹の末っ子で、洋服はいつもお下がりが多いのです)って言ってるわ」とママから報告されると、また今度もなにか縫ってやろうか、と気持ちが上がって来るオパです。
なんて可愛いんでしょう!そしてユリアちゃんの心底嬉しそうな顔!
返信削除この柄、色合い、肌触り、きっと彼女一生忘れないでしょう。
大きくなって着られなくなるのが惜しいようですがこのぶんだと来年も着られるのでは?
女の子が3人いると、着るものの数も驚くほど!それぞれのクローゼットに一杯ぶら下がっています。末っ子になると、下着とか軽いものを除き、新しいものを買う機会がすくなるみたい。「まだお姉ちゃんたちの着たものが着られるから」と言われて。そんなことに慣れているのか、あまり不平は言わないようです。でも「これは私一人のもの!」と喜ぶ所を見るとやっぱり嬉しさは一入なんでしょうね。大きめに作ってあるので、なるべく長く着て欲しいもの、と願っています。
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