3月21—23日に町の中心にあるSchadowplatzで「クロッカスの花の祭典」が開かれました。主催者はPro Düsseldorfという名の自然保護・振興協会です。開会式にはElbers市長を初めお偉方の面々が出席し、舞台の上では子供たちの演技の発表があり、広場ではクロッカスやチューリップ、その他の春の花々の鉢植えが売られていました。
この協会は、2008年初頭ライン河畔のクロッカス栽培を計画した団体なのです。2000人以上のボランティアが集まり、500万株のオランダ産クロッカスの球根が植えられました。長さ1.3km、幅30mの地帯は「ライン河畔の青いベルト」(Das
Blaue Band am Rhein)と名付けられました。その後球根はさらに150万株も追加され、現在では長さも2.5kmにのびています。
「青いベルト」という名前ですが、クロッカスをドイツ人は青い花と見ます。我々日本人の目にはクロッカスの色はどう見ても濃い紫に映りますが…?それはともかく、Pro Düsseldorfはクロッカスベルトが真っ盛りの時期に、上の祭典を合わせたかったに違いありません。それが今年の暖冬異変で、もうすでに2月の終わり頃にはクロッカスは満開に達していました(2月24日付けのこのブログを参照して下さい)。しかし何ヶ月も前に日取りを決めなければならない催し物の年間計画のことゆえ致し方なかったようです。そんなわけで今年はちょっと間の抜けた開催となってしまった感ありです。冬の終わりから春先の天気は、年によって数週間ものズレが生じるものです。
でも、「青い」クロッカスが1本でも残って咲いていないかと、念のため自転車で河畔まで走って探してみましたが、やっぱり無駄でした。その代わりグリーンの草原には白や黄のラッパスイセンの真っ盛りでした。この花はドイツ語でOsterglocke、即ち「復活祭の鐘」と言います。今年のイースターはかなり遅く、4月20日となりますが、その頃には今度は復活祭の鐘が全部枯れ果ててしまっていることでしょう。今年のチューリップ開花もそれに従って早くなるかも知れません。
三千男さん。ヨーロッパの今年は異例の暖冬だそうで異変ですね。花も早く咲いているのでしょうか。クロッカスなども少々早いのかも?この花は確か別名「サラファン」でしたか。色々な花の色があるのですね。もう春爛漫という感じで素敵です。オランダから球根を持ち込んだということですが、栽培して香辛料にでもする気だったのかな。大阪の山さん
返信削除気候というものは、やっぱり通年のように規則正しいくやって来てくれる方が良いですね。スパーのレジのおばさんも「今年は温暖過ぎる、冬はパッリっと寒い方が」なんて言っていました。
削除サラファンはロシアの民族衣装!サフランでしょう?クロッカスは観賞用で花サフランであって、香辛料となるサフランとは別物らしいです。紫の花の色はそっくりですが。
ごめん。間違いです。サフランですね。訂正。大阪の山さん
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