「イースター(復活祭)」の後1週間と一寸で「キリスト昇天祭」が来て、その後10日ほどで今日は「聖霊降臨祭」の祭日である。そして今月末にはまた「聖体節」があるので、教会暦と関係のある祭日が次々と続く。大学で教えていた頃、夏学期の授業数が少なくて困ったことを思い出す。
週末の土曜日から火曜日まで降臨祭の休みのため学校のないBielefeldの孫たちが訪ねて来た。最後に会ったのは去年のクリスマスだから、その間にまた大きくなったことに気づく。
今日は幸い太陽が明るく照り気温も上がった日曜日となったので、ライン河の観光船に乗ることにした。10時半から約1時間のスケジュールで、アルトシュタットから出発し南北に上り下りするだけのものだから、我々この町に住む者にとってはいずこも日頃見慣れた場所や建物ばかりであるが、水の上から眺めるのはまた違った趣があることに気づく。ましてや他所から来た人々には結構楽しめる観光船であるので、出発前から船着き場には沢山の人が集まっていた。
太陽の光に誘われて客の9割はデッキの椅子に座る。我々もそれにならったが水の上を吹く風はかなり冷たい。場所が日陰になったりすると震え上がるほど、すぐに温かいコーヒーやココアを注文する。
進行方向左側にある州議事堂を過ぎるとハーフェン(港)地区に入る。この辺り、以前はギャング映画のロケでも出来そうな殺伐とした場所だったが、最近は開発が進み、ホテル、オフィス、レストラン、専門店の立ち並ぶモダンな地区となって人々を惹き付けている。船はそこから引き返し、今度は見本市のある地区へ入る。ここは我が家の近所でよく知っているつもりであったが、マイクを通してなされる、河に架かる橋や沿岸の建物の説明を聞くと新しく学ぶことが沢山あった。
観光船の後そのまま帰宅するのはあまりにもったいない上天気だったので、アルトシュタットをしばらく散策することにする。気温20℃にもなるとイタリアンアイスも恋しいし、空腹には焼きソーセージが魅力的であった。風船を売るオランダ人、大道芸人も稼ぎ時の大変な人出となった。午後我々が帰路に着く頃は、河辺の駐車場も満杯で料金所の遮断機の前には、順番を待つ車の長い列が出来ていた。午前中早い時間にやって来て本当に良かったな!
三千男さん。お孫さんと晴天の河や街を歩かれて楽しかったご様子が分かります。学校もお休みで良かったですね。お体の具合もお孫さん相手だと忘れ気味でしょうね。まだ長袖を皆さん着ているのが「5月中旬の西日本」と大分違うな、と思って拝見しました。でももうすぐ夏ですね。こちらは半端でない暑さが予測されています。そちらは? 大阪の山さん
返信削除山さん、孫たちのお守りは楽しいけれどやはり疲れます。身の程を知ってボチボチやっています。このところドイツはまた天候不順で、今日(24日)も正午近くで戸外は9℃という低い気温です。朝会社の出がけに妻が「居間の暖房をつけて行くわね」と言っているのを耳にしましたが、それも必要なようです。明日は恒例の「ヤーパンターク」(日本の日)でライン河畔は人で賑わうでしょうが、天気の方はもう一つらしいです。
返信削除