2012年8月24日金曜日

猛暑の野外パーティー(1)


 去る週末土曜、日曜(18、19日)の両日ドイツは大変な猛暑に襲われました。もう今年の夏は過ぎ去ったのか、と思っていたのですが、局地的には何と38−9℃の異常な暑さとなったのです!気温観測が始まって以来最高を記録した都市が軒並みでした。

 そんな暑い太陽の下で野外パーティが2日続きで開かれました。 先ず18日の土曜日は我々の住むアパートの庭で催されました。以前から計画されていたもので、17時開始の夕食会でしたから、真っ昼間の猛暑は避けられたものの、まだ残っていた暑さの中沢山の住民が集まりました。たしかに暑かったですが雨降りよりはずっとマシだった、と言わなければなりません。

 ここは3つの棟に10所帯ずつが住んでいますが、14番地のL家が別棟の14Bへ引っ越しをしたその移転祝いということで、アパートの人々をドイツ夏の風物詩とも言うべきグリルパーティに招待したのです。普段はあまり付き合いのない「隣は何をする人ぞ?」の典型的アパート住民の生活をしている我々ですが、この日だけは一緒に集まり、よく食べ、飲み、辺りが薄暗くなるまで喋りました。

 L家の引っ越した後には新しいトルコ人の技師一家が入居したので彼らの歓迎会にもなりました。ご主人はドイツ語を話しますが、奥さんの方は近所の人とまだ英語を話しています。小学生の息子さんはトルコ語しか出来ず、最近入学したインターナショナルスクールで英語だけの学校生活を始めています。ここにはその他にもイラン人家庭も住んでおり、日本人家庭と合わせ3カ国の外国人が住まっています。

 この日一番汗を流して働いたのはL家のご主人だったでしょう。数十人のお客さんのため初めから終わりまでグリルの熱い火の前で肉、ソーセージ、魚、エビ等を焼き続けたのですから。パーティのためのカメラマンは我々夫婦がつとめましたが、沢山撮った写真は編集した上、フォートブックにしてL家にプレゼントすることにしました。このようなすばらしい交わりの機会を作って下さったことに対する、感謝の印となれば幸いです。

(翌日、日曜日19日にアーヘンで開かれた兄嫁の誕生パーティについては(2)に載せます)

4 件のコメント:

  1. 広い芝生のあるアパートのお庭はガーデンパーティにはうってつけですね。普段あまり親しいお付き合いのない方々ということですのに、和気あいあいとした雰囲気は流石パーティ慣れしたドイツの方たちですね。私たち日本人はこうは行きません。トルコ人のご一家の奥さん子供さんが言葉の壁を乗り越えて早く慣れられますように・・・・

    返信削除
  2. Baabaさん、
    庭を利用してやろうと思えば毎夏でも出来るのに、めったにやらないのが現状です。やっぱり、ジジババが多いので率先して「やりましょう!」と言い出す人がないからです。だから我々「若い者」(!)が先ず提案することが必要となるわけです。
    この機会にトルコ人家族(うちのすぐ上に住んでいる)とも親しくなれ、息子さんのバイオリンの先生を探す約束もしました。

    返信削除
  3. 三千男さん。ご近所の皆さんと仲良く交流できたのは好かったですね。ご近所とは「仲良くしたい気持ち」と「適当な距離を置きたい気持ち」が同時にあるもので、いつも矛盾に苦しんでいますよね。でも震災とか、大火災などがある時には身近な隣人が助けになると経験者から聞きました。普段の顔見知り、語り合いが大事ですね。大阪の山さん

    返信削除
  4. 山さん、数十人の人を招いたホストは大変だったでしょうが、そんな一方的な招待パーティではなく、みんなで持ち寄りのパーティはもっと屢々やるべきだ、と思いました。数時間いろいろ腹を割って話すだけで、どんなに交流が深くなることか、それを痛感した集まりでした。

    返信削除