2011年7月21日木曜日

自家製の焼豚


 中華鍋に入ったこの肉はなにか、お判りでしょうか。そう、焼豚なんです。外国に住んでいると、めったに美味しい焼豚にはおめにかかれない、それで自分で作ることにしました。


 古いレシピーを引っ張りだしてみると、豚バラ肉の塊を数百グラム凧糸で縛って作る、とあります。そこで肉屋に出かけ(もちろんドイツ人の)、作りたいものを説明すると、「それはSchweinebauchRollbraten(豚バラ肉のロール巻きロースト)のやり方と同じですね」という答え。おまけに「強い紐もそろっていますから巻いてあげます」だって!うれしかったね。出来上がったロール巻きは800gほどありました。


 それを先ず塊がかぶるくらい熱湯で10分茹で、ネギとショウガのみじん切りを中華鍋に入れていため、そこへ肉を入れで全体に良い色の焼き色がつくまでクルクルまわしながら焼きました。その中へ茹で汁と酒、塩を加え蓋をして10分煮詰めた後、醤油と砂糖で味付けしゆっくり濃いドロリとしたタレになるまで煮詰めました。

 そして出来上がったのがこれ、おいしそうでしょう?これだけの材料を使い、手間ひま掛けて(約1時間は台所でつきっきりでした)作ったんだから、おいしくならないはずがありません。ただレシピーに「薄切りにして」とありましたが、この大きさのため半分にして切りました(出来上がりで600gになっていました)。でも結果はかなりの「厚切り」になりました!


 さっそく即席ラーメンを作り、大きくて厚いのを2片入れて食べてみました。肉には脂が良く行渡っているし、タレの味も最高で、おいしい、おいしいラーメンとなりました。知人友人にも試食してもらいましたが、みな好評でした(もっとも、もらった人たちは不味い、と言えませんがね)。沢山お裾分けしても、2人家族ではまだまだ食べ切れないほど残っています。日持ちが良く保存が利くということなので、冷凍にはせずゆっくり楽しむことにします。

1 件のコメント:

  1. 今日は本当に美味しそうな内容ですね。
    イタリアでも最初は中々思った通りの肉が
    見つかりませんでしたが近頃ではカルビーに
    近い物も手に入ります。
    イタリア語ではCoppa です。
    通常ハムにして売られていますが、肉屋さんで生を見つけました。
    脂がのって美味しいです。
    豚のローストも良いですね〜、
    私はオリーブオイルを入れて軽く焼き目を付け
    塩、ニンニク、月桂樹、白ワインで煮込みます。
    三千男さんの日本風ロースト、次回試してみますね!

    *お肉を冷やすと薄く切れます。

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